遠藤憲一 名監督の作品初出演で指示されたまさかの演出「トイレットペーパー渡されて…」

[ 2024年9月14日 15:10 ]

遠藤憲一
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 俳優の遠藤憲一(63)が、13日放送のTBS系「中居正広の金曜日のスマイルたちへSP」(後8・55)に出演し、名監督に出演を打診したエピソードを語った。

 脚本家の三谷幸喜氏がメガホンを取り、この日公開された映画「スオミの話をしよう」の出演者らと「仕事の流儀」についてトーク。Vシネマへの出演が多かった遠藤は、周囲からよく名前を聞く三池崇史監督に興味津々だったが、「俺やったことない」「何で俺だけ呼ばれないんだろう?」と悔しい思いをしていたという。

 そんなある時、ある俳優の結婚式の二次会で偶然、三池監督と顔を合わせた。既に酔っていた遠藤は「初対面なのに、バーっと三池さんのところに行って、“俺、何で使わねえの!?”ってやっちゃったんです」と、酒の勢いに任せて荒っぽく直訴したという。さらに、あろうことか「気づいたら監督の膝の上で泣いてたらしいんですよね」とも告白した。

 その効果はてきめんで、「その1週間後にオファーが来て」と説明。観覧席を埋めた50人の俳優の卵たちには「まねしちゃダメですよ?」と呼びかけ、笑わせた。

 こうした経緯を経て実現した三池組への初出演作は、01年公開の「天国から来た男たち」。フィリピンの刑務所から脱走する日本人たちを描いた物語で、遠藤は日本人囚人たちのまとめ役という役どころだった。

 あるシーンでは、三池監督から奇抜すぎる指示をされたという。吉川晃司演じる、えん罪で捕まったエリートサラリーマンと会話するという場面。「台本では、吉川さんと会話するだけだったのが、フィリピンの刑務所のグラウンドで、“遠藤さんは…う○こしてて?”って。“えっ?う○こ…?”」。スタジオは大爆笑に包まれた。

 もともと台本になかった演出だが、「ただの普通の会話なのに、トイレットペーパー渡されて…」と説明。遠藤が外で用を足しながら、吉川と会話する場面が番組でも流され、遠藤も頭をかきながら見守っていた。

 初めての起用は衝撃的だったが、「それから何作か使っていただいた」と感謝。その後の役も「素っ裸とかいろいろあって、恥ずかしいっていうのがなくなっちゃった」と、一風変わったものもあったという。ある意味、役者としての“殻を破った”出会いになったようだ。

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