「光る君へ」吉柳咲良&倉沢杏菜ら新キャスト5人発表「刀伊の入寇」描写も確定的!神尾佑が武者・平為賢役

[ 2024年9月11日 12:21 ]

NHK大河ドラマ「光る君へ」後半を彩る新キャスト5人。(左上から時計回り)倉沢杏菜、吉柳咲良、上村海成、阿佐辰美、神尾佑
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 女優の吉高由里子(36)が主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜後8・00)の後半を彩る追加キャスト5人が11日、番組公式SNSで発表され、女優の倉沢杏菜(19)俳優の上村海成(27)阿佐辰美(24)神尾佑(54)女優の吉柳咲良(20)の出演が決定した。倉沢、阿佐、吉柳は大河ドラマ初出演。前日10日に役柄のみを先行発表し、新キャストを予告。注目が集まっていた。

 「ふたりっ子」「セカンドバージン」「大恋愛~僕を忘れる君と」などの名作を生み続ける“ラブストーリーの名手”大石静氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ63作目。千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を紡いだ女流作家・紫式部の波乱の生涯を描く。大石氏は2006年「功名が辻」以来2回目の大河脚本。吉高由里子は08年「篤姫」以来2回目の大河出演、初主演となる。

 倉沢は大河初出演。藤原道長(柄本佑)と嫡妻・源倫子(黒木華)の次女で、中宮・藤原彰子(見上愛)の妹・藤原妍子(ふじわらのきよこ)を演じる。東宮・居貞親王(のちの三条天皇)(木村達成)の妃となるが、東宮がはるかに年長であることに不満を抱く。キラキラした贅沢な衣装や道具が好き。

 「私の曾祖母と祖母が大好きでずっと一緒に見ていたので、そんな大河ドラマにまさか自分が出演させていただけるということが信じられません。凄くうれしいですし、身が引き締まる思いです。『光る君へ』は個人的にも凄く楽しく拝見していたので、その世界へ入れることが光栄です。至らないところもあると思いますが、精いっぱい頑張ります。よろしくお願いいたします!

 上村は21年「青天を衝け」以来の大河出演。道長と源明子(瀧内公美)の長男・藤原頼宗(ふじわらのよりむね)を演じる。倫子と競う母・明子の期待を背負って育つ。道長と倫子の長男・藤原頼通(渡邊圭祐)に比べて出世は遅れたが、のちには兄弟とともに異母姉の彰子を支える。

 「私事ですが、平安貴族の役を演じてみたい!あの装束を着てみたい!という夢がついに叶いました。演じさせていただく藤原頼宗という人物は、この作品では母・明子の熱心すぎる教育の反動なのか、逆に出世欲に突き動かされるタイプではなく、大人しく穏やかな性格に育った人という印象です。夢の平安貴族、思い切り楽しんで演じたいと思います!」

 阿佐は大河初出演。三条天皇の第一皇子・敦明親王(あつあきらしんのう)を演じる。狩りが好きで、活発な性格。のちには東宮となるはずが、外戚が弱く後見がいない。我が孫を東宮にと望む道長の圧力にさらされることになる。

 「大河ドラマへの出演というのは、役者を志した時からの大きな夢だったので『光る君へ』に出演させていただけることが決まった時は、言葉にできないほどうれしい気持ちでいっぱいになりました。史実では暴れん坊という印象が強い敦明親王ですが、今回の脚本では真っすぐで意外と打たれ弱いところなど、凄く人間味を感じる魅力的な人物だなと感じています。三条天皇、そして母の藤原すけ子(すけ=おんなへんに成/朝倉あき)と共に、光だけではなかった不遇の生涯をどう歩んでいくのか、一つ一つ大切に精いっぱい演じさせていただきます」

 神尾は13年「八重の桜」以来6回目の大河出演。藤原隆家(竜星涼)と親交のある武者・平為賢(たいらのためかた)を演じる。隆家が大宰府に赴く際に従い、「刀伊(とい)の入寇(にゅうこう)」の際に軍功を挙げる。双寿丸(伊藤健太郎)は為賢の下で武術の研鑽に打ち込んでいる。

 「刀伊の入寇」(寛仁3年、1019年)とは海賊による九州への侵攻。隆家が総指揮官を務めた。

 「平為賢は平安時代、貴族の世から武士の世に移り変わる時代に生きた武将。時代の移り変わりの象徴の1人として登場します。恐らく、この頃には武士道精神というものはまだ確立してなかったが、忠誠、信義、献身にあふれ、純粋に藤原隆家の人柄に惹かれ、心酔している、心から尊敬できる人物に仕えることは武士としてこの上ない幸せだったのだろうと思います。劇中では為賢ならではの忠と武を存分に表現したいと思います。(過去に大河で演じた人物は)猛々しい武士ばかりです。正直に言って個人的に武士、武将の役はしっくりきます。前世はおそらく武士です(笑)。大河ドラマは時間をかけて丁寧に、時代背景に沿ってドラマ作りが行われていると思います。日本ならではの時代劇の文化としてこれからも期待します」

 吉柳は大河初出演。ちぐさ/菅原孝標の娘(すがわらのたかすえのむすめ)を演じる。のちに「更級日記」を記し、平安女流日記文学の代表作の一つに数えられる。伯母は「蜻蛉日記」の作者・藤原道綱の母(藤原寧子)(財前直見)。父の赴任先にいた子どもの頃より「源氏物語」に憧れ、京に戻った後、ようやく全巻を手に入れて感動。暗唱するまでに読み込んでいる。

 「まさか自分がこのような形で大河ドラマに出演させていただけるなんて思ってもいませんでした。このお仕事をしている上で、いつか大河ドラマに出たいと夢見てきました。このような素敵な形で実現できることをとても光栄に思います。想像もつかない世界なので、緊張していますが、精いっぱい頑張ります」

 盛り込まれるか、注目の的だった「刀伊の入寇」の描写も確定的に。フレッシュな顔ぶれ、アクションや殺陣にも長けた神尾に期待が高まる。

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