斎藤健経産相 自民総裁選出馬を目指す理由 党改革&経済対策に一家言「他の人に任せたくない」

[ 2024年9月8日 18:15 ]

斎藤健経産相
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 斎藤健経産相(65)が8日、ABEMA「ABEMA的ニュースショー」(日曜正午)に生出演し、自民党総裁選に出馬を目指している理由について語った。

 通産官僚を経て政界に進出。農水相、法相、経産相と3度の大臣経験があり、うち2度は失脚した前任者の代打だった。抜群の安定感が支持の理由だ。

 総裁選には、小林鷹之前経済安保担当相(49)石破茂元幹事長(67)河野太郎デジタル相(61)林芳正官房長官(63)茂木敏充幹事長(68)小泉純一郎元環境相(43)の6人が既に出馬を表明した。他にも高市早苗経済安保相、加藤勝信元官房長官、上川陽子外相らも立候補の準備を進めている。

 出馬について問われた斎藤氏は、「もう、やりますよ!」と力強く宣言。立候補には推薦人20人の確保が必要だが、見通しについては「やりますしか言えないです」と明言を避けた。

 出馬の理由について聞かれると、2つの理由を挙げた。まずは政治とカネをめぐる数々の問題をはじめとした、政治不信からの脱却。「これだけ信頼を失った党のあり方というものは、このタイミングでしかたぶん改革できないと思う。それをどこまでやり切って、国民の信頼をもう1回、取り戻すか」。さらに「私はもともと党改革に意見を持っていたので、特に若い議員がもっと活躍できるような党のありようはあるだろう」と、若手登用への転換の必要性を訴え、「いくつかアイデアはある」と話した。

 もう一つは、官僚時代から約40年、経済畑を歩んできた斎藤氏らしい理由だった。「まじめな話をすると、日本の経済がデフレで苦しんできたのが、もう1回、成長型の経済に転換できるか、次の総理にかかっているんです」。その上で「今しかできない、今度の総理しかできないこと、この2つは、私が最もこだわっているところでもあるので、その2つをやりたいというのが理由ですね」とあらためて説明した。円安や物価高で日本経済は危機に陥っているが、「今ほどのチャンスはないという、強い思いを持っている人がやるべきかなと思います」とも熱弁した。

 政治ジャーナリストの青山和弘氏から「斎藤さんでなければいけない理由は?」と問われると、斎藤氏は「この2つにどれだけ情熱を持っているかというのは、私は他の誰よりも持っているつもりです」と自負。「これは私にやらせて欲しいという思いは非常に強くあります。他の人に任せたくないという気持ちですね。次の総理しかできないんですよ」と訴えた。

 斎藤氏を支持する議員の中には、刷新感を求める中堅議員が多いという。一方、ANNが8月に行った世論調査では、「次の自民党総裁にふさわしい人物は」の問いで加藤勝信元官房長官と並ぶ0%だった。この数字について問われると、「伸びしろが一番、そういうことです」と答えた。

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