「キン肉マン」作者 パリ五輪出場選手にエール 「ゆでたまご」が注目する7人の超人
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パリ五輪を闘う日本選手の力になりたいと、本紙に「キン肉マン」オリジナルイラストを寄稿した漫画家ユニット「ゆでたまご」の嶋田隆司さん(63)と中井義則さん(63)。五輪への思い入れは深く、劇中でもモチーフとする大会を描いてきた2人が、イラストに込めたエールや、注目する日本の“若き超人たち”への思いを本紙にぶちまけた。
「五輪にふさわしく、闘いに挑む姿を躍動的に、また正義の2文字を胸に必ず世界に友情の絆を広げていけるという思いを込めて描き上げました」。2人が日本の選手への思いを形にしたイラストについて語る。闘いに臨むキン肉族の正装である青いシャツは、スポニチロゴと日の丸入り。はち切れんばかりの上腕に、分厚い胸板。あふれるパワーが見る者にも伝わって来るような一枚だ。
1979年(昭54)に週刊少年ジャンプ(集英社)で連載が始まったプロレス格闘漫画。人気を不動にしたのは、超人(※1)たちが国を背負ってプロレスで闘う「第20回超人オリンピック編」だ。着想のきっかけは80年モスクワ五輪。「開催を楽しみにしていたら政治的な理由で日本は不参加に(※2)。ならば漫画で描こうと思いました」と当時を振り返る。
当初は「怪獣を持ち上げるウエートリフティング、月への往復マラソンなど」の競技会だった。途中でそれを覆したのが、連載開始直後の79年8月に日本武道館で行われた「プロレス夢のオールスター戦」(※3)の衝撃。触発されて描いた「プロレス大決戦の巻」が好評だったこともありプロレスに絞った。
そんな縁もあってか、パリ五輪に注ぐ視線も熱い。コロナ禍が明け、前回の東京では多くが無観客だった会場に観客が戻ってくる。「選手は観客がいた方がより力が出ると思いますし、声援があってこそ完璧な五輪だと楽しみにしています。寝不足になりそうですが、できる限り競技は見て日本代表選手を応援します」と心待ちにしている。
競技別では「どうしても格闘技系に注目してしまいます」と言葉に力がこもる。「柔道は寝技が面白くて、ともに初出場の女子57キロ級の舟久保遥香選手や、同48キロ級の角田夏実選手はきめが強い。連覇がかかる阿部兄妹――女子52キロ級の詩選手と男子66キロ級の一二三選手や、100キロ超級で、五輪連覇した斉藤仁さん(※4)の次男立選手には、家族のドラマもあって注目してます」と熱視線を送る。
レスリングへの思い入れもひとしお。全国少年少女レスリング選手権を11年から支援し、選手とコーチの登録証や記念品などにキン肉マンのデザインを提供するなど応援しており「全員にメダルを獲ってほしいですね」と期待する。特に「吉田沙保里さん(※5)を超える133連勝中の藤波朱理選手、連覇を狙う須崎優衣選手は伊調馨さん(※6)と並ぶ4連覇が目標と公言していますが、攻撃的なレスリングでまさに“超人”だと思います」と語気を強めた。
国際大会で選手にかかる重圧は計り知れない。世界の頂点を争う闘いは紙一重。それを描き続ける2人だからこそ、日本代表に届けたい思いがある。「試合前は緊張したり怖かったりすると思います。キン肉マンは闘う前にいったんビビるんですが覚悟を決めたら最後まで諦めない。そうすれば火事場のクソ力(※7)が出て勝てるんです。試合前に闘うための心技体を整えるのが大事だと思います」
日本の超人たちが、自らの火事場のクソ力を呼び覚まし、勝利をつかむと信じている。
※1 人間をはるかに上回る体力と特殊能力を持つ知的生命体。正義超人、残虐超人、悪魔超人、完璧超人などのグループがある。
※2 79年12月、ソ連軍のアフガニスタン侵攻への制裁措置として西側諸国がモスクワ五輪をボイコット。
※3 国内のプロレス3団体(新日本、全日本、国際)が一堂に会したドリーム戦。馬場・猪木の「BI砲」8年ぶり復活も話題に。
※4 ロス五輪、ソウル五輪で男子95キロ超級連覇。15年死去。
※5 女子レスリング16大会連続世界一のレジェンド。公式戦119連勝(個人戦206連勝)。五輪はアテネ、北京、ロンドンで3連覇。「霊長類最強女子」の異名も。
※6 女子レスリングでアテネからリオまで五輪4連覇は、女子個人で初の偉業。
※7 キン肉族が秘めた奇跡の力。肉体の限界を超えるパワーだけでなく、高度な技も繰り出すなど大逆転劇を起こしている。
◇ゆでたまご 原作の嶋田隆司さんと、作画の中井義則さんによる漫画家ユニット。ともに大阪市出身。小学校からの友人で、中学から漫画の合作を始める。高校在学中の1978年「キン肉マン」が赤塚賞で準入選し、同年12月「週刊少年ジャンプ」に掲載されデビュー。79年5月から同誌で連載開始され、大ヒット。代表作は「闘将!!拉麺男」「ゆうれい小僧がやってきた!」など。
◇キン肉マン 正義超人のキン肉マン(キン肉スグル)が、仲間とともに、立ちはだかる悪魔超人や完璧超人らを撃破し、成長していく物語。闘いはリング上でプロレス形式で行われるのが特徴。「努力・友情・勝利」を重ねる感動の物語はアニメ版も大ヒット。登場キャラクターをかたどった手のひらサイズのゴム人形「キン消し」は累計1億8000万個を売り上げる大ヒット商品となった。「週刊少年ジャンプ」での連載は87年にいったん終了したが、「キン肉マン2世」などを経て、11年11月からwebサイト「週プレNEWS」で連載中。
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