藤井叡王ついに8冠陥落!全冠制覇から254日…伊藤七段に敗れ初失冠 タイトル戦連覇記録も22で止まる

[ 2024年6月20日 18:33 ]

8冠陥落となった藤井叡王(撮影・藤山 由理)
Photo By スポニチ

 藤井聡太叡王(21)=王将など8冠=が同学年の伊藤匠七段(21)を挑戦者に迎える第9期叡王戦5番勝負第5局は20日、山梨県甲府市の「常磐ホテル」で行われ、先手の藤井が伊藤に156手で敗れた。シリーズ対戦成績2勝3敗でタイトル戦初の敗退。全8冠からついに陥落、7冠へと後退した。自らのタイトル戦連覇記録は22でストップした。

 最後はがっくりと肩を落とした。藤井は対局後「こちらが攻める展開だったが、伊藤さんの手順に気づかず苦しくなった」と振り返った。シリーズを通しては「終盤でミスが出る将棋が多かった。伊藤さんの力を感じた」と総括。タイトル戦で初の敗退となったが「時間の問題だと思っていたので気にせずに。これからもまた頑張っていきたい」と淡々と語った。

 戦型は両者得意の角換わり。今期は第1局から全て角換わりで、勝敗と同時に両者が関心をぶつけ合う「角換わりシリーズ」になった。正午からの昼食休憩までに藤井王は穴熊に、伊藤は右王。午後から攻め合いになると有利に押し込んでいたが、先に持ち時間がなくなり終盤に逆転された。

 第1局を白星発進したものの第2、3局と連敗しタイトル戦で初めて先にカド番に追い込まれた。第4局を制してフルセットに持ち込んだが、最終局で涙をのんだ。昨年10月11日に全8冠を達成してから254日。ついに陥落し7冠へと後退した。羽生善治九段がかつて全7冠を保持していた期間は167日。

 20年に自身初戴冠となる棋聖を獲得以降22期連続でタイトル戦制覇中だったが、その記録もストップした。

 前夜祭で「皆さまに楽しんでいただける将棋を指したい。大きな対局になりますが、全力を尽くして熱戦にしたいと思っています」と話していたが、「藤井を泣かせた男」の前についに屈した。

続きを表示

この記事のフォト

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2024年6月20日のニュース