荻原健司氏、俳優デビュー 「キング・オブ・スキー」現長野市長 山田孝之×仲野太賀W主演映画で

[ 2024年6月5日 05:00 ]

「十一人の賊軍」で奥羽越列藩同盟軍の参謀補佐役を演じた荻原健司・長野市長
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 ノルディックスキー複合団体の五輪2大会連続金メダリストで元参院議員の荻原健司・長野市長(54)が俳優デビューする。山田孝之(40)と仲野太賀(31)がダブル主演する時代劇映画「十一人の賊軍」(11月1日公開、監督白石和彌)の撮影場所の一つに長野市が選ばれたことを機に打診を受け、エキストラ出演を快諾。昨年8月、同市内の真田家ゆかりの史跡「松代藩文武学校」で行われたロケに参加し、ちょんまげ姿の侍を演じた。

 物語の舞台は戊辰戦争中の新発田藩(現新潟県)で、荻原氏は新政府軍と戦った奥羽越列藩同盟軍の参謀補佐役として登場。せりふなしの役ながら、同盟軍の幹部が新発田藩の城代家老らに出兵を求めて圧力をかける場面では、鋭い視線でにらみを利かせた。

 冬季五輪金メダリストではスピードスケートの清水宏保さんやフィギュアスケートの羽生結弦さんらがドラマや映画に出演した経験があるが、荻原氏は意外にも初めて。「俳優体験をさせていただいて光栄。初出演ということで気を使っていただき、せりふがなかったので無事に終えられた」と笑顔で振り返り、「俳優の方々は台本を読み込み、せりふも自分の身から出る言葉に変えて撮影に臨んでいる」と感心した。一方で「映画を見た方々が、観光や歴史的遺産をご覧に松代へお寄りいただければありがたい」と市長らしくPRも忘れなかった。

 時代劇の撮影実績や協力態勢から松代を撮影場所に選んだ白石監督は、荻原氏を「やはり雰囲気があって映える市長という感じがした。ちょんまげも凄く似合ってましたし、イケメンですしね、そもそも。期待以上に素晴らしかった」と絶賛。シーンを説明した際ものみ込みが早かったと明かし、「もっと早く出演を決めることができたらせりふも考えたのに、と心残りがある」と苦笑いした。(中出 健太郎)

 ◇荻原 健司(おぎわら・けんじ)1969年(昭44)12月20日生まれ、群馬県出身の54歳。92年アルベールビル、94年リレハンメルの冬季五輪2大会連続で金メダル獲得。98年長野五輪では日本選手団主将を務め、選手宣誓を行った。ワールドカップでは無類の強さを誇り通算19勝。「キング・オブ・スキー」の異名を持つ。政治家に転身後は04年から参議院議員を1期務め、21年に長野市長に就任。

 ◇主な現職首長の映画出演◇
 ▼松沢成文・神奈川県知事ら 「京浜工業地帯の父」と呼ばれた実業家・浅野総一郎の生涯を描いた07年公開の「九転十起の男3 グッドバイ」に松沢氏と川崎市長の阿部孝夫氏、富山県知事の石井隆一氏と同県氷見市長の堂故茂氏(いずれも当時)
 ▼吉村洋文・大阪府知事 大阪経済発展の礎を築いた実業家・五代友厚を描いた20年の映画「天外者(てんがらもん)」にはかま姿でゲスト出演
 ▼小泉一成・成田市長 今年5月公開された成田空港が舞台の「空の港のありがとう」でうなぎ店の店主役

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