加山雄三 茅ケ崎に“ゴールド若大将”左手にはモズライトギター 87歳の誕生日に「心からありがとう!」

[ 2024年4月11日 15:44 ]

神奈川県の茅ケ崎市役所前に建てられた加山雄三の銅像
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 11日に87歳の誕生日を迎えた歌手・加山雄三のモニュメント(銅像)が同日、茅ケ崎市役所内広場に建てられ、除幕式が行われた。「茅ケ崎名誉市民」でもある加山本人も式典に出席。ゴールドの等身大の銅像の除幕とともに、名誉市民証贈呈式にも臨んだ。名誉市民証が贈られるのは47年ぶり5人目。

 2年ぶりの故郷凱旋。

 「若大将おかえりなさい!」

 「最高の誕生日になりました。幸せだなあ~!」

 決め台詞で顔をクシャクシャして感謝の思いを2000人のファン、支援者に語り掛けた。

 加山は「いや~よく作ったなあと思いますよ。本当にご苦労さんて気持ちでいっぱい。みんなに心からありがとう!」と改めて感激。「みんなに茅ケ崎に来る度に銅像の前で写真撮ってもらいたいし、その度に加山雄三を思い出してくれるんだろうと思うよね。本当にありがとうありがとうって気持ち」と、今後、茅ケ崎のランドマークの一つに加わることを望んだ。

 茅ケ崎商工会議所がクラウドファンディングを通じて支援を募り、昨年2月21日に目標額の1500万円を達成した。建てられた黄金に輝く銅像の左手にはアメリカのモズライトのエレキギターが添えられている。右手は格好良くズボンのポケットに入っていて、まさに永遠の若大将そのもの。「茅ヶ崎の海が俺を育ててくれてた。集まってくれてありがとう!最高の誕生日だよ」。地元が誇る87歳のレジェンドに大歓声と大きな拍手が贈られ続けた。

 同会議所が中心となって進める茅ケ崎の地を発祥とした「湘南サウンド」を後世に残そうとする取り組みの一環。「音楽のまち」として発展させるとともに、新たな才能の発掘につなげるため銅像の制作が企画された。来場者は約2000人で、クラウドファンディングの支援者が約500人、1500人ものファンが駆け付けた。

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