東国原氏 松本人志の発表に自身も週刊誌訴えた経験語る「名誉棄損裁判…まあ何ですかね、せこいんですよ」

[ 2024年1月8日 20:32 ]

東国原英夫氏
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 元衆院議員、元宮崎県知事の東国原英夫氏(66)が8日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志(60)が、「当面の間、様々な記事と対峙、裁判に注力」するために一時活動休止を発表したことについて言及した。

 松本も週刊誌の記事に対し自身の公式Xで「事実無根なので闘いまーす」と意思を表明。東国原氏は「えっ?マジか!」とつづり、自身のYouTubeチャンネルでこの日までに、自身が以前裁判で週刊誌側と闘ったことを振り返ったもの。

 東国原氏は「経験者として言わせてもらいます」と語り、「12年に週刊文春に書かれたことがあります。東国原が22人の女性と関係した、みたいなですね見出しで書かれていた。当時独身でしたから、あることないこと書かれても仕方ないかなと思っていたんですけど、その記事の中に県知事時代、知事室に女性を連れ込んで性行為をしたみたいな表現があった」とし「これはさすがに看過できないと思いました、それで名誉棄損等々で損害賠償請求をさせていただきました」とした。

 裁判は12年10月23日、東国原氏が名誉を傷つけられたとして週刊文春側に2200万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求め、東京地裁に提訴したもので、東京地裁は14年6月30日に名誉毀損(きそん)を認め220万円の支払いを命じた。

 東国原氏は「日本の名誉棄損裁判…まあ何ですかね、せこいんですよ。諸外国みたいにその損害賠償額がウン千万、へたすると億とかですね、何億とか言うんじゃないんですよ。日本の場合は全面的に勝訴してもせいぜい200万から300万です。結果的に結論を言うと、僕は全面的に勝訴させて頂きました。でも損害賠償、裁判所が下した額が220~30万円だったと思います」と話し「もう、こんなことではですね。書き得ですよ。裁判には1年半とか2年くらいかかるんですよ。それで書かれた内容が事実無根であるというのは、書かれた側が証明しなきゃならないんですよ。もうこれがね証明してそして勝訴して、1年半から2年かけて判決が下りて…たまにちょっと大きな額があるんですが、それにしてもですね、損害賠償額が低いですわ」と、自身の判決に対する感想を語った。

 それでも、松本については「ここまで書かれたら、書かれた内容が事実無根であるなら私はやっぱり名誉棄損等々で訴訟を起こすべきだと思います。これは白黒はっきりさせた方がいいんじゃないかなと思います。毅然と法的措置に踏み込んでいただきないなと思っております」と語っていた。

 この日吉本興業からの発表文では「このたび、松本から、まずは様々な記事と対峙して、裁判に注力したい旨の申入れがございました。そして、このまま芸能活動を続すれば、さらに多くの関係者や共演者の皆様に多大なご迷惑とご負担をお掛けすることになる一方で、裁判との同時並行ではこれまでのようにお笑いに全力を傾けることができなくなってしまうため、当面の間活動を休止したい旨の強い意志が示されたことから、当社としましても、様々な事情を考慮し、本人の意志を尊重することといたしました」と、活動休止に至る経緯がつづられている。

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