桑田佳祐×ユーミン初デュエット！　86年幻の名曲「Kissin’ Christmas」大胆リメーク

※ウェブ用※「Kissin’　Christmas（クリスマスだからじゃない）2023」をリリースするサザンオールスターズの桑田佳祐（左）と松任谷由実
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　サザンオールスターズの桑田佳祐（67）と歌手の松任谷由実（69）が、初めてデュエット曲を発売する。桑田佳祐＆松任谷由実名義の「Kissin’　Christmas（クリスマスだからじゃない）2023」で、あす27日に配信開始。ポップス界の2大巨頭のタッグは大いに話題を呼びそうだ。

　同曲はユーミンが作詞、桑田が作曲。元々は1986年の日本テレビのクリスマス特番「メリー・クリスマス・ショー」で出演者全員で歌うために制作された。ユーミンらしい冬のラブソングで、童謡の「お正月」を曲中に取り入れるなど桑田の遊び心も感じられる。当時は発売されず、隠れた名曲として愛されてきた。2012年に桑田が歌ったマスターテープが見つかり、ソロのベスト盤に収録され初めて商品化された。

　今回、デュエット曲として大胆にリメークした。ユーミンの「恋人がサンタクロース」や桑田の「波乗りジョニー」の詞が中盤に取り入れられた。

　18年のNHK紅白歌合戦では、ユーミンが桑田の頬にキスして沸かせた。今回のタッグはユーミンが21年に「何かコラボレーションするのはどう？」と連絡したことがきっかけで実現。桑田は、昨年デビュー50周年を迎えたユーミンを祝福する気持ちで応じた。今年4月に会食をして本格的に始動。37年前の名曲をよみがえらせることを決め、8月にレコーディングを行った。

　曲のキャッチコピーは「仲良くしようよ！！」。桑田は「“世界各国で起きているさまざまな出来事に対しての憂い”や“次の世代へ向けて、今の自分たちに何ができるか”といった話にもなりました」といい、平和や反戦への思いで一致した。ユーミンは「世の中が少しでも明るくポジティブになるように背中を押せたら、そんなうれしいことはありません」と話している。

　シングルCDとしても12月20日に発売。収益の一部は子供を支援する非営利組織「セーブ・ザ・チルドレン」に寄付される。同日発売のユーミンのコラボベスト盤「ユーミン乾杯！！」にも収録される。