橋下徹氏 500人超食中毒、駅弁会社会見に「拡大路線をとって衛生管理の方が不十分…他店も気を付けて」

[ 2023年10月23日 08:26 ]

橋下徹氏
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 元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(54)が23日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。500人超の被害が出た駅弁による食中毒の発生を受け、青森県八戸市の製造会社「吉田屋」の吉田広城社長が21日に初めて記者会見し「本当に申し訳ありませんでした。責任は大きいと痛感している」と涙を流しながら謝罪したことについてコメントした。

 外部委託の米飯の温度管理が原因の一つとみられ、再発防止策として今後は外部委託はしない。吉田社長は、被害者への補償を開始したことも明らかにした。

 吉田氏によると、新型コロナウイルス禍で落ち込んだ駅弁需要が回復し、製造能力を超えた数を販売しようと外部委託を決めた。「リスクを理解せず、売り上げを重視したのは私の甘さだった。現場に無理をさせた」と述べた。また9月中旬の発生以降、会見を開いておらず、批判が出ていた点について、吉田氏は再発防止や被害者対応を優先させたと釈明した。

 吉田屋は岩手県の業者に製造委託した米飯の搬入後、発注指示より温度が高いのに気付いたが、冷却して使用。吉田氏は「冷却した独自の判断が大きな原因。口に入るものを作っている自覚がもっと強ければ防げた。恥じている」と話した。八戸市保健所によると、食中毒は9月15~16日に製造した駅弁を原因とし、29都道府県で521人の被害を確認。吉田屋は営業禁止処分を受けた。同社は10月18日付で市保健所に改善報告書を提出した。

 橋下氏は「1カ月経ってからということで遅いという意見があるのかも分かりませんが、僕は事実関係のところを聞いた限りでは、きちっと自分たちの責任の所在をはっきりとさせたということで、追加で聞くようなことありませんので、この会見、事実関係をきちっと述べたということでは問題なかったと思います。時期が遅かったとか、そういうところがあるかんも分かりませんが」と言い、「あと拡大路線をとって衛生管理の方が不十分だった、これは吉田屋さんだけじゃなくて、ほかのお店にも共通して言えるようなところもありますので、ほかのお店、駅弁を出しているお店の方も気を付けていただきたいなと思います」と自身の見解を話した。

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