MBSラジオ・中村常務取締役　ジャニーズタレントの起用「今後、適切に判断していきたい」

　MBSラジオは25日、秋の番組改編会見を開き、ジャニー喜多川氏の性加害問題について同局・中村理常務取締役は「会見、発表など行われており注視してます。被害者の救済補償などようやく第一歩を踏み出された段階と認識してる」と語った。

　10月2日には、東山紀之社長らが会見で現状報告、進捗状況の報告などが行われる予定だが「内容をお伺いして、今後具体的に被害者の方への救済が進むか、再発防止の体制がどのように行われていくかをしっかり注視して、今後の取引を考えて行きたい」と中村取締役は説明した。

　同局人気番組「MBSヤングタウン」の水曜放送でジャニーズ「Aぇ！group」のメンバー2人が週替わりでパーソナリティを務めるなど、ジャニーズ事務所所属タレントが同局番組に出演しているが、「原則的にはタレントさん個々の能力やキャラクターで出演していただいてる。所属事務所によって起用したりしなかったりではないので現在、出演中の方をすぐに変更することは考えておりません。起用継続することに様々な意見がでていることは承知しております。今後、適切に判断していきたい」とした。

　また、問題を取り上げてこなかったメディアについては「民放連の会長も言及していたが、我々も重く受け止めなければいけないことと思っている。被害者の方の思いをくみ上げて来れなかったことはメディアの一員として大きな反省点と考えています」と締めくくった