中村逸郎教授 金正恩氏のロシア訪問、“超厚遇”に「プーチン大統領が頼りになるのは、もう北朝鮮しか」

[ 2023年9月14日 09:20 ]

東京・赤坂のTBS
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 ロシア政治を専門とする筑波大・中村逸郎名誉教授が14日、TBSの朝の情報番組「THE TIME,」(月~金曜前5・20)にVTR出演。ロシアのプーチン大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記が13日、ロシア極東アムール州のボストーチヌイ宇宙基地で会談したことについて言及した。

 両首脳の会談は2019年4月以来、約4年半ぶり。ウクライナに侵攻したロシアへの武器・弾薬の支援や、核開発を続ける北朝鮮に対する軍事技術の供与について協議したとみられる。ロシアのペスコフ大統領報道官は13日、ロシアのラブロフ外相が10月に訪朝することで合意したと発表した。

 中村氏は宇宙基地で会談が行われたことについて「ロシアの軍事機密が凝縮されている集積された場所。そこに外国の首脳、北朝鮮の代表団を招待するということは異例」と指摘。

 プーチン氏が先に現地入りして、金氏を迎えたことについては、「プーチン大統領というのは、首脳会談で遅刻することが度々あるんですけれども、今回は早く到着し待っている。これまでのプーチン大統領にはなかった光景」と説明。チョウザメやタラバガニを使ったロシア料理など豪華な晩餐会にも触れ、こうした“超厚遇”について「国際社会で孤立化が鮮明になっているプーチン大統領が最後に頼りになるのは、もう北朝鮮しかいないと。立場が本当に逆転している。金正恩委員長の貫禄が際立った」と見解を述べた。

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