ジャニーズ性加害問題 各企業が広告見直し Snow ManをCM起用・アサヒHD「人権方針に反する」

[ 2023年9月8日 16:06 ]

ジャニーズ事務所
Photo By スポニチ

 ジャニーズ事務所の故ジャニー喜多川元社長の性加害問題を巡り、所属タレントをイメージキャラクターとして起用している各企業が「広告契約の見直し」に踏み切った。日本航空や東京海上日動火災保険に続き、「Snow Man」を「ミンティア」のイメージキャラクターに起用するなどしているアサヒグループホールディングスは8日、スポニチアネックスの取材に対し、「人権方針に反する」として契約を終了させることを明かした。

 今年3月に英BBCのドキュメンタリー番組で取り上げられ、4月に元ジャニーズJr.で歌手のカウアン・オカモトが会見で性被害を受けたと主張したことで大きな注目が集まった性加害問題。この問題の調査をしていた外部専門家による「再発防止特別チーム」の調査報告書が8月末に公開され、調査結果を受け事務所側は7日に会見を行い、再建へ向け藤島ジュリー景子社長の退任と、少年隊の東山紀之の新社長就任を発表した。

 会見を行う以前から各企業は、所属タレントを起用したCMの公開延期や、CMキャラクターの変更など対応に着手。会見翌日には、嵐の相葉雅紀をイメージキャラクターに起用している東京海上日動火災保険が、同事務所との広告契約の解除を検討していると明らかにした。「嵐」を広告に起用していた日本航空も「適切な対応が取られるまでの間、広告への起用を見送る」と表明するなど、スポンサー企業からは性加害の事実に厳しい見方が相次いだ。

 この日、「Snow Man」を「ミンティア」のイメージキャラクターに起用するなどしているアサヒグループホールディングスは、スポニチアネックスの取材に対し「今後、ジャニーズを起用した広告や新たな販促は展開しない」と発表。現在、テレビCMが放送されているのは「ミンティア」のみだが、アサヒビール、アサヒ飲料など計4商品で、ジャニーズのタレントをイメージキャラクターに起用。現時点での契約は、満了をもって解除するという。

 同社は、性加害問題は「『アサヒグループ人権方針』に反する」として、今回の決断に至ったと説明した。

続きを表示

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2023年9月8日のニュース