橋下徹氏 京王線刺傷事件で被告の殺人未遂認定の道筋を解説「刑自体は10年くらいは変わる」

[ 2023年6月26日 15:22 ]

橋下徹氏
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 元大阪府知事、元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(53)が26日、TBS系「ゴゴスマ~GO GO!smile~」(月~金曜後1・55)にコメンテーターとして生出演し、一昨年10月に東京・調布市内を走行中の京王線の車内で発生した無差別刺傷事件で、殺人未遂などの罪に問われた無職・服部恭太被告(26)の初公判と今後の裁判の行方について、自身の見解を示した。

 服部容疑者は一昨年10月31日の夜、車内で乗客男性1人を刃物で刺し大ケガをさせたほか、ライターオイルをまいて車内に火を付け、乗客12人を殺害しようとしたとして、殺人未遂、現住建造物等放火の罪などに問われている。事件当日がハロウィーンで、被告が米人気映画「バットマン」の悪役ジョーカーに仮装していたことでも知られた。

 東京地検立川支部でこの日、開かれた裁判員裁判の初公判で、被告は男性を刺したことは認めたが、12人への殺意については「男性以外が殺人未遂になるか分からない」と起訴内容を一部否認し、争う姿勢を示した。

 橋下氏は12人への殺意の有無について、「12人に対しての殺意の前に大きなことを認定しないと(いけない)」と指摘した。それは被告が放った炎と、12人の位置関係だという。「12人がいらっしゃった場所と炎との位置関係で、そこまでの危険性があったかどうか、詳細に、緻密に認定をします。これが殺人と同じくらいの危険性があった、12人への殺人と同じくらいの危険性があったということが認定されてから、次に殺意の話になる」。具体的には、オイルの量、火の燃え上がり方、12人の位置関係を「火災、消防の専門家を入れて緻密に認定していくと思います」と説明した。

 12人の殺害が可能だったかどうかの判断が、殺人未遂の認定に大きく関わるという。「“殺したい、殺したい”と思っていても、危険性のある行為がなければ、それは殺人未遂にはならない」とし、「12人への殺人未遂が認定されるかされないかで、刑自体は10年くらいは変わってきますよね。5年から10年は刑が変わってくる」と、量刑についても見解を口にした。

 一方で、橋下氏は検察側の裁判の進め方についても解説。「今の世の中、1人を殺害したから死刑になることはないということは、だいたいみんな分かっているところだと思う」とも指摘。「1人じゃなくて、複数人、大量殺害することを意図していたんじゃないかということを、検察は詰めてくると思います」と推測した。

 公判期日は初公判を含め12回、指定されており、判決は7月31日に言い渡される見通し。

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