カズレーザー 「組織の形が変わって連絡体系も変化…新しい罪状を」広域強盗事件で特殊詐欺に言及

[ 2023年2月3日 09:54 ]

「メイプル超合金」のカズレーザー
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 お笑いコンビ「メイプル超合金」のカズレーザー(38)が3日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)にコメンテーターとして出演。関東を中心に各地で相次ぐ広域強盗事件についてコメントした。

 事件では「ルフィ」「キム」などと呼ばれる指示役が匿名性の高い通信アプリ「テレグラム」を使うなどして実行役にメッセージを送っていた。警察当局は、フィリピンで2019年に36人が拘束された特殊詐欺事件に絡み、現地の入管施設で拘束されている渡辺優樹容疑者(38)ら4人の強制送還を要請している。4人にルフィやキムが含まれるとみられている。両政府は来週にも4人を一斉送還する方向で調整していたが、一部容疑者がフィリピンで刑事裁判の被告となっていることが障害になっている。

 日本人4人の容疑者は、19年の特殊詐欺事件に絡む窃盗の疑いでの逮捕状が出ている形で、カズレーザーは、手口が巧妙になってきている特殊詐欺について「法律が今まで定義していた組織っていうのが、形が変わって連絡体系も全然違うので、新しい罪状なりをつくらないと罰することはできないと思う」と自身の見解を述べた。

 令和3年版犯罪白書によると、特殊詐欺グループの構成は、主犯・指示役が9・7%、かけ子が28・1%、犯行準備役が15・8%、受け子・出し子が46・4%。特殊詐欺には、詐欺罪だけでなく、恐喝罪や窃盗罪が成立する場合もある。高齢者が被害者であることが多く、被害額も高額な場合が多いため、有罪判決を受けた場合には、組織の末端である受け子・出し子であっても懲役2~5年の実刑判決を言い渡される可能性がある。

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2023年2月3日のニュース