橋下徹氏 岸田首相の“空白領収書”めぐり「国会議員に領収書を付ける訓練をさせないと」

[ 2022年11月25日 12:10 ]

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(53)が25日、読売テレビ「朝生ワイドす・またん!」(月~金曜、前5・08)に出演。岸田文雄首相の選挙運動費用収支報告書に添付した領収書にただし書きが記載されていない不備があった件について言及した。

 岸田首相は24日、昨年10月の衆院選に伴う選挙運動費用収支報告書に添付した領収書の一部に、ただし書きが記載されていない不備があったことを認め、再発防止を事務所に指示したという。首相の事務所は、ただし書きの記載がない領収書は98枚だったとした。

 橋下氏は「政治家をやっていた時の事務所スタッフに聞いたら、“あり得ない”と」と知事時代の事務所スタッフに確認したそうで「だって、メディアがめちゃくちゃ厳しかったですから、チェックが。全部見られるので、宛名の空白なんて絶対あり得ない」とあきれ顔で語った。

 その上で今回の記載不備に関して「原因はね、1つ。決定的なものがある。文通費。旧文通費、今は調査研究広報滞在費。月額100万円のキャッシュ、お小遣い。あれ領収書付けないでしょ?領収書を徹底的に付ける文化が国会議員にないんですよ」と指摘した。

 橋下氏は「かつて、政治家になる前にコメンテーターをやっていた時に大阪府議会議員とか、地方議員がでたらめなお金の使い方をしてたわけ。政調費ってやつで、メディアがバンバン文句を言って、全部領収書を付けるようになったら、今見てください。地方議員、3万人もいるのにそんなに事件は出てこない。皆、徹底してチェックしてるから」と地方議員は全部、領収書が必須になったことを契機に領収書の記載不備などが起こることは減ったとした。

 だからこそ「国会議員はいまだに領収書付けずに飲み食いやるわ、何やるわって月額100万で普通にやってるもんだから、スタッフもそこまで厳しい意識がないんでしょうね。特にスタッフがね」と国会議員の領収書への意識がルーズとし「文通費、領収書を付けることをこの人たちに訓練させないと、お勉強させないといけない。国会議員に領収書を付ける訓練をさせないといけない。これで増税とか言ってるんでしょ?ふざけんじゃない」と国会議員の文通費のあり方を批判した。

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2022年11月25日のニュース