若松孝二監督に「安吾賞」 生前に連絡も…10月死去

[ 2012年11月20日 06:00 ]

 新潟市は19日、「堕落論」で知られる同市出身の無頼派作家、坂口安吾にちなんだ第7回「安吾賞」を、10月17日に76歳で死去した映画監督若松孝二さんに贈ると発表した。

 故人への授与は初めて。市は9月、若松さんに受賞を連絡。生前に寄せられた「戦後の世の中をあっと驚かせた安吾さんの賞をいただけることは、素直にうれしい」とのコメントを紹介。自身の作品について「単なる僕のおもちゃだと思っている。偉そうな理屈を並べたって、むなしいだけだし、言葉で説明できないから、僕は映像で遊ぶんだ」と語っていた。

続きを表示

2012年11月20日のニュース