世界的に話題　由紀さおり　初期アルバム８作品が紙ジャケ仕様で初ＣＤ化

初期のアルバム一挙８作品が初ＣＤ化されることになった由紀さおり。３枚目のアルバム「あなたと夜と音楽と～由紀さおりの魅力」（７０年）のジャケット

　米ジャズバンド「ピンク・マルティーニ」と共演したカバーアルバム「１９６９」が世界的に話題となった歌手由紀さおり（６３）の初期のアルバム８作品が初めてＣＤ化される。当時のアナログ盤と同じ紙ジャケット仕様で３０日に発売される。

　２枚目のアルバム「由紀さおりの美しき世界」（６９年発売）をはじめ、主に７０年代の作品を復刻。「男と女」「ある愛の詩」など名作映画の音楽を手掛けた仏作曲家フランシス・レイ氏の作品を歌った「フランシス・レイを歌う」（７１年）などカバー作も含まれており、レイ氏も由紀の歌声に「こんなにも素敵な声で私の曲を歌っていただけることは大きな喜び」と話している。

　過去にＣＤ化されていたのは６９年の初アルバムだけで、デビュー曲「夜明けのスキャット」など初期作品が再び脚光を浴びている中での初ＣＤ化は話題になりそう。由紀は「私自身もあらためて聴いて、懐かしくもあり新たな発見もありました」と話している。来月５日から国内３都市でピンク・マルティーニとの共演ライブを敢行する。