ももクロ　西武Ｄ公演発表も…「うちらバカだね」

初の横浜アリーナ公演をスタートさせた「ももいろクローバーＺ」

　女性５人組アイドルグループ「ももいろクローバーＺ」が２１日、初の横浜アリーナ公演をスタートさせ、今夏に西武ドーム公演（動員数３万人）を行うと発表した。

　公演中盤に歌手の松崎しげる（６２）が登場。８月５日に行うサマーライブの会場を発表すると告げ、プロ野球・西武の球団歌「地平を駈ける獅子を見た」を熱唱。球団マスコットのレオとライナが出てきて、スクリーンに「西武ドーム」の文字が映ると、５人は「うっそー！」「まじでー！？」と驚きと歓喜の声を上げた。ただ、レオとライナはリハーサルでも一緒だったといい、メンバーは「それでも気づかなかった。うちらバカだね」と苦笑いした。

　平均年齢１７・６歳での単独公演は同所史上最年少記録。昨年に東京・よみうりランドで行ったサマーライブは６０００人の集客だったが、１年で５倍の動員を達成するまでに成長した。

　０９年にＣＤデビュー。「いま会えるアイドル」をキャッチコピーに、ワゴン車で全国の家電店を訪れ、キャンペーンするなどの“どぶ板活動”でファンを開拓。ドリフターズのヒゲダンスや、プロレスラー武藤敬司の決めポーズを振り付けに採り入れるなど、ほかのアイドルと一線を画す特異なパフォーマンスも人気の秘密だ。

　この日も、のど自慢コーナーを設けるなど満載の内容で、ヒット曲「行くぜっ！怪盗少女」など全２４曲を披露。ＡＫＢ４８の指原莉乃（１９）が登場し、自身がプロデュースする女性アイドル合同イベント「ゆび祭り～アイドル臨時総会～」（６月２５日、日本武道館）への出演を求められ、了承する場面もあった。

　横浜アリーナでは２２日の公演と合わせて約２万５０００人を動員する。