森光子の“集大成” 女優人生74年で初の出版

[ 2009年1月12日 06:00 ]

懐かしい写真を見ながら本について語る森光子

 森光子(88)の半生をまとめた本「女優 森光子 大正・昭和・平成-八十八年激動の軌跡-」(集英社)が26日に出版される。森に関する書籍は、女優人生74年で初めて。89歳の誕生日を迎える5月9日に舞台「放浪記」が上演2000回(帝国劇場)を迎える記念で、幼少期やデビュー当時の貴重な写真、森を慕う著名人の激励文、さらに秘話などで構成。森は「私の忘れていた過去のトランクが開いた」と話している。

 女優・森光子の“集大成”ができあがった。本紙の取材に「豪華でびっくりしました。もう何て感謝していいか」と笑顔。生い立ちから、代表的な舞台の紹介、そして森自身「記憶にない」という秘蔵写真の数々までが収められた。
 「昭和のにおいを感じていただける本ならば」と出版を決断。書籍用の写真を探し始めたところ、所属事務所で、段ボール5箱に入った古い写真を発見。約35年ぶりに目にするものもあった。
 戦後、米軍キャンプで歌手活動をしていたときの写真も見つかり「日本人は当時まだカメラを持っていなかったから、これはアメリカの人が撮ってくださったものだと思います」と懐かしそうな顔。「キャンプに入る許可証の“目の色”のらんに“BROWN(茶色)”と書かれていたの。私の目は黒のはずなのに、おかしいわと思っていました」と笑った。さらに今回の出版にあたって篠山紀信氏(68)が「放浪記」の舞台裏を撮影。楽屋で化粧をする森の姿を初めてカメラに収めた。
 激励文を寄せたメンバーも豪華だ。吉永小百合(63)中村勘三郎(53)ビートたけし(61)ら芸能界から、王貞治氏(68)長嶋茂雄氏(72)らのスポーツ界まで約30人が交友録、思い出を語りエールを送っている。
 半生をつづった章では、20代中ごろ、ハワイ生まれの日系2世のGIとつかの間の結婚生活を送ったことなど、これまでほとんど語られていない秘話も明かされて、大正、昭和、平成と3世代を生きる大女優の素顔に迫っている。
 放浪記2000回については「通過点。でも大切な大切な通過点」と森。「まだ開いていないトランクがあります。2000回を超えたら、また本を出そうかしら」と、第2弾にも意欲を見せている。

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