ジブリ新作「崖の上の…」7月公開へ

[ 2008年4月12日 06:00 ]

 スタジオジブリの新作アニメーション映画「崖の上のポニョ」(監督宮崎駿)の製作報告会が11日、都内で行われ7月19日に公開されることが決まった。今月19日から全国の劇場で限定上映される予告編もお披露目され、人間になりたい“金魚姫”のポニョが泳ぎ回る姿に歓声が上がった。歌手の矢野顕子(53)が声優として出演することも発表された。

 「崖の上の…」は、宮崎版人魚姫と言える作品で、海に棲む魚のポニョと5歳の少年・宗介の交流を描いた物語。この日、一足早くマスコミに公開された1分25秒の予告編では、クラゲの布団から飛び出したポニョが宗介と出会うまでが上映された。
 赤毛に大きな瞳、ピンクの衣をまとったようなポニョが海を遊泳。あの子が大好きまっかっか…と歌う「藤岡藤巻と大橋のぞみ」の同名主題歌が挿入され、ポニョの宗介に対する恋心が連想された。
 「もののけ姫」(97年)以来使用していたCGを封印し、今作で重要な役割を果たす海や波などは、すべて手描き。ジブリはキャラクターの動作や背景を緻密(ちみつ)に表現することにこだわってきたが、鈴木敏夫プロデューサー(59)は「人の手で描くことの温かさへの挑戦だと思う。宮崎さんは進化している」と原点への回帰を強調する。
 その分、上映時間1時間40分の総原画枚数は、2時間5分の「千と千尋の神隠し」(01年)の11万枚を上回るという。宮崎監督は現在、約150人のスタッフと製作中。ジブリは翌日以降の作業に支障を来すという理由で徹夜は禁止されているが、「海の日」を含む3連休の初日である7月19日の公開に間に合わせようと、朝から晩までこもりっぱなしだという。
 鈴木氏は「宮崎さんの奥さんと“いったいあの人はどこに行くのか。死ぬまで(アニメを)作らないと生きていけない人なんでしょうね”と話しています」。製作は順調に進んでおり、完成は6月末予定。夏休みの大きな話題になりそうだ。

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