×

増田陸 3.15ドネア戦は「真剣の斬り合いになる」日本刀見つめて精神集中「勝って武蔵になります」

[ 2026年3月3日 13:57 ]

WBA世界バンタム級挑戦者決定戦   同級1位 ノニト・ドネア(フィリピン)<10回戦>同級4位・増田陸(帝拳) ( 2026年3月15日    横浜BUNTAI )

公開練習のミット打ちで汗を流す増田(撮影・郡司 修)
Photo By スポニチ

 プロボクシングWBA世界バンタム級4位の増田陸(28=帝拳、9勝8KO1敗)が3日に都内のジムで、同級1位の元世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(43=フィリピン、43勝28KO9敗)とのWBA同級挑戦者決定戦へ向けた公開練習を行った。シャドーボクシングを披露した後、大和心トレーナーを相手にしたミット打ちでは自慢の左ストレートや右のショートフックなどを打ち込んだ。

 ここまでメキシコから招へいしたパートナーらを相手にスパーリングを消化。「(試合まで)2週間切りましたけど、これからさらに研ぎ澄ましていって最高の状態でリングに上がろうと思ってます」と状況を説明し、「1ラウンドから積極的に攻撃を仕掛けていって、全てのラウンドを支配する展開に持っていきたい。理想はKO勝ちですけど、判定でもしっかり勝つことを一番にボクシングをしていきたい。自分の気持ちが試される試合になると思うので、そこをしっかりクリアしていきたい」と抱負を語った。仲の良いWBC世界バンタム級2位・那須川天心(帝拳)も4月にWBC同級挑戦者決定戦への出場が決まり、「同じトレーニングをする機会があったんですけど、その時にハッパを掛けられたというか、お互いしっかり勝とうと言い合った」と明かした。

 ドネア対策としてはスパー経験のあるジムの先輩・藤田健児に話を聞いたほか、ポイントとなる右ジャブの使い方を強化してきた。「自分のボクシングの軸に新しいものを付け加えると同時に、潜在的なポテンシャルを引き出してさらに深いボクシングができるようになった」と進化を実感。また、ドネアの映像を改めて見返し「フォームが奇麗だなと。いろんな局面でバランスが取れていて、上と下がつながっている」と気づくと同時に、自身の映像も見直して「首、頭、右手の位置や足の幅が、相手に対してどうポジショニングできているのか、今は良い感じに修正できている」と自信を口にした。

 元WBC世界バンタム級王者・山中慎介氏をほうふつさせる左ストレートが武器の増田は、数々の相手を沈めてきた左フックを持つドネアとは「真剣の斬り合いみたいな試合になると思う」と表現。増田自身刀が好きで、室町時代に作製されたという日本刀を登録証付きで所持しており、刃文を見つめることで「落ち着きます。緻密で丁寧なところに凄く感じるものがある」という。親日家で知られるドネアがかつて西岡利晃とのスーパーバンタム級王座統一戦で「2人の前世は武蔵と小次郎。勝った方が武蔵」と語ったと記者から紹介されると、「今回しっかり勝って武蔵になります」ときっぱり。「会場に遅れないようにしたい」と付け加えて笑いを誘った。

 増田は23年8月に当時日本同級王者の堤聖也(角海老宝石、現WBA同級王者)に判定負けし、プロ4戦目で初黒星を喫した。勝てば堤へリベンジする機会を得るが「モチベーションにはなっているけど、まずは自分の試合。挑戦権を得られるように勝って、チャンピオンロードを切り開いていきたい」と話した。

続きを表示
続きを表示 広告なしで読む

この記事のフォト

「井上尚弥」特集記事

「中谷潤人」特集記事

格闘技の2026年3月3日のニュース