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衝撃4回KO!井岡一翔が大みそか2年ぶり白星「5月東京D僕も盛り上げたい」同日バンタム級拓真挑戦熱望

[ 2025年12月31日 20:26 ]

WBA世界バンタム級挑戦者決定戦   同級9位・井岡一翔(志成)<10回戦>同級11位 マイケル・オルドスゴイッティ(ベネズエラ) ( 2025年12月31日    東京・大田区総合体育館 )

バンタム転級初戦でKO勝利した井岡一翔(撮影・島崎忠彦)
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 通算13度目の大みそか興行登場となった井岡一翔(36=志成)がバンタム級転向初戦を2年ぶりの白星で飾った。今年5月から7カ月ぶりの再起戦でWBA世界バンタム級11位のマイケル・オルドスゴイッティ(24=ベネズエラ)を4回2分42秒KOで破り、日本男子初の5階級制覇へ一歩踏み出した。

 自身より背が高く分厚い体のオルドスゴイッティに対し、井岡は開始からジャブ、フリッカージャブを使ってプレスをかけた。相手のパンチはブロックとダッキングでかわし、ボディーやアッパーで対抗。2回には左ボディーを右脇腹に叩き込み、早くもダウンを奪った。3回 にはオルドスゴイッティに大振りのフックで反撃を受けたが、冷静にやり過ごしてボディー、右ストレートを返した。

 4回には打ち合いから右ショートをヒットさせ、ボディーで削りながらまたも左ボディーで2度目のダウン。オルドスゴイッティは立ち上がってきたが、レフェリーがテンカウントを数え上げた。

 ほぼ無傷で再出発した井岡は「問題なくリングに上がれた。この試合はあくまで通過点なんで」とリング上に上げた子供の前でさらなる高みを誓った。そして「井上拓真チャンピオンに挑戦したい。5月に井上尚弥選手と中谷潤人選手が東京ドームで戦うと聞いているので、僕もそこで盛り上げたい」と力強く語った。

 昨年7月、スーパーフライ級王座統一戦でフェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)に判定負けして世界王座から陥落。今年5月の再戦ではダウンを奪いながら敗れた。引退の選択はなかったが、自身初の2連敗で「追い詰められている感覚はあった」。それでも「負けたからこそ大きい挑戦がしたい」とバンタム級転向を決意し、同時に幼少期から慣れ親しんできたボクシングに対する考え方を改めた。

 階級アップを重ねても「ボクシングとフィジカルは7:3」だったトレーニングの割合を「50:50」に変えた。単にフィジカルトレーニングを増やすのではなく、筋力アップでついたパワーを効果的にパンチへつなげる肉体の動かし方をより意識するようになった。反復練習で体に染みこませ、スパーリングなどで「自分はこれだけ変わるのか」と伸びしろを実感。43歳のノニト・ドネア(フィリピン)がバンタム級のWBA王者・堤聖也(角海老宝石)を追い詰めた姿に「36歳でも頑張れる」と刺激を受け、世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)のウオーミングアップ映像を見て「この動きをするからスピードや瞬発力が出てるんだな」と貪欲に学んだ。

 バンタム級でのターゲットは堤、WBC王者・井上拓真(大橋)の日本人2人だ。「どちらにしても挑戦する立場」と控えめに話すものの、転級初戦に勝ったことで5月に東京ドームで予定される井上拓の初防衛戦の挑戦者に浮上した。日本のレジェンドの挑戦はまだまだ続く。

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