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尚弥“衰え説”気にしていた…「まだこれからだぞというところを見せられたのでは」一夜明けで心境明かす

[ 2025年9月15日 16:28 ]

報道陣の質問に答える井上(撮影・島崎忠彦)
Photo By スポニチ

 プロボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(32=大橋)が15日、横浜市内のジムで一夜明け会見を開いた。前日14日は名古屋・IGアリーナでWBA暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(30=ウズベキスタン)と対戦。スピードあふれるヒット&アウェーで元2団体統一王者を圧倒し、6年ぶりの判定決着ながら大差の3―0で4団体王座5度目の防衛に成功した。

 前夜は眠れず、試合の映像を見返したという井上は「取りあえずひと安心。この試合に懸ける思いが非常に強かった。作戦どおりにしっかり勝つことができてホントにホッとしてます」とコメント。倒しにいきたくなるのを我慢する戦い方となったが「作戦どおりです。その中でもスピードにフォーカスして動き切った。リカバリーの仕方と体重の戻し方、微調整ですけど少し気を使いながらリングに上がりました」と説明し、「肉体的なダメージはほぼゼロ。この試合に懸けるストレスというか、凄く追い込んできたので、まずは精神的なつ疲れをしっかり取りたい」と話した。

 勝利直後のリングでは「アウトボクシングもいけるでしょ!誰が衰えたって?」と叫んだ。真意を問われ「滑ってました?」と確認したあと、“そういう声をどこかで聞いたからか”と問われると「どっかでって…。(試合をPRする)LeminoのCM見てくださいよ。どっかでじゃないですよ」と不満を示して笑いを誘った。続けて「数発ちょっと被弾するシーンがあったり、30戦やってきて2度のダウンがあり、それだけで衰えただの、ピーク過ぎただの、そんなことを言われ放題なので」と気にしていたと明かし、「それを見せつけたいがための試合ではなかったけど、昨日はあのアフマダリエフに勝つという作戦どおりになった戦いだった。そう言った意味でも、まだまだこれからだぞというところは見せられたのでは」と胸を張った。

 米専門誌リングが「スマートな井上尚弥」「美しいボクシングパフォーマンス」、スポーツ専門局ESPNが「素早く近づき、激しいコンビネーションを繰り出し、瞬く間に離れていく。スピードと正確さは圧倒的だった」と報じるなど、海外メディアは井上が見せたKO勝利以外のパフォーマンスを絶賛。反応を聞かされた井上は「逆に海外のそういったメディアやファンの方が、そういうところをよく見てくれているなと感じますね。KOだけじゃなくて、判定でも良い試合は良い試合だという。そういうところを評価してもらえると思った」とコメント。会場のIGアリーナは井上のキレキレの動き1つ1つに歓声が上がり、観客を楽しませる試合となったが「たぶん、あの中で一番楽しんでいたのは僕だと思うし、ということは、見ている人も楽しめたんじゃないかと率直に思う」と充実感を漂わせた。

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