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米リング誌が4団体統一王者・尚弥に統一ベルト贈呈へ バンタム級史上初の快挙で異例の特別ベルト

[ 2022年12月14日 20:45 ]

<井上尚弥一夜明け会見>4団体統一から一夜明け質問に答える(左から)父・真吾トレーナー、井上尚弥、大橋会長(撮影・会津 智海)
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 プロボクシング史上9人目、アジア人とバンタム級では初の4団体統一王者となった井上尚弥(29=大橋)に、米国で最も権威ある専門誌リングマガジンから「4団体統一ベルト」が特別に贈られることが決まった。関係者が14日に明かした。

 WBA、WBC、IBF、WBOの主要4団体がそれぞれ世界王者を認定する状況で、リング誌は独自に各階級の世界王者を認定。ベルトも与えており、井上も19年5月にエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)を破ってWBA王座とIBF王座を統一した際にベルトを贈られたが、統一ベルト贈呈となると極めて異例だ。

 関係者によると、6月のノニト・ドネア(フィリピン)戦当日に自宅が空き巣被害に遭った井上は、その際にリング誌ベルトを盗られた可能性があると思い込んでいた。9月のロサンゼルス合宿には同誌のダグラス・フィッシャー編集長も訪れており、報告を受けた同編集長は新たなベルト贈呈を約束。結局ベルトは見つかったものの、バンタム級初の4団体統一戦とあって約束どおりにベルトの贈呈が決まった。6月に同誌のパウンド・フォー・パウンド(全階級を通じての最強ランキング)で初めて1位に選出(現在2位)された井上は「めっちゃうれしいですね」と喜びを口にした。

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2022年12月14日のニュース