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元K―1世界王者・武居 1回左まぶたカットも難敵撃破で初防衛「来年の武居に期待してください」

[ 2022年12月14日 05:00 ]

東洋太平洋スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦   〇王者 武居由樹《11回2分17秒TKO》同級10位 ブルーノ・タリモ● ( 2022年12月13日    有明アリーナ )

6回、ブルーノ・タリモ(右)に左ストレートを浴びせる武居(撮影・島崎 忠彦)
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 元K―1世界王者で、東洋太平洋スーパーバンタム級王者の武居由樹(26=大橋)が11回2分17秒、TKO勝ちで難敵を退け、初防衛に成功した。

 1回に2度のバッティングで左まぶたをカットするアクシデントがあり「早く倒さないと」と焦りも出たという。だが、ダウンを奪いながらK―1時代の師であるパワーオブドリームの古川会長から「まだ行くな!」と制止され、ようやく落ち着きを取り戻した。頭を下げながら突進してくる相手の圧力に苦しみながら、足を使いながら的確なカウンターのジャブとアッパーでポイントを稼いだ。7回に有効打で相手右まぶたを真っ赤にさせるなど優勢に試合を運び、最後はレフェリーが試合を止めた。

 「(展開は)想定内だったが欲を言えば倒しきりたかった。早い回で」と悔しがったが、自己最長11回を経験し、デビューから6連続KO勝利。「タリモ選手もいい選手だったし、いい経験になりました。来年の武居由樹に期待してください」とさらなる成長を約束した。

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2022年12月14日のニュース