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バトラー 鉄壁ガードで逃げて逃げまくるも…尚弥の防御に上から目線「一度考え直した方がいい」

[ 2022年12月14日 05:00 ]

世界バンタム級4団体王座統一戦 ( 2022年12月13日    有明アリーナ )

記者会見で試合を振り返るバトラー(撮影・島崎忠彦)
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 両腕をしっかり固めた鉄壁のガード。井上の圧力から懸命に逃げまくった印象のバトラーは「守りを固めようとは思わず、積極的に戦いたいとは思っていた。臆病なヤツと思われたくないから」と、自らのファイトスタイルを肯定した。

 陣営は戦前から井上はディフェンスが弱点と指摘してきた。この日もガードが甘くなったところを突く作戦だったという。「出てきた時に狙っていったが、いい選手だったので隙がなかった」と振り返りながら「スーパーバンタム級に行くと厳しいと思うので、ディフェンスは一度考え直した方がいいのでは」と最後まで王者の誇りは失わなかった。

 逃げまくる試合運びは、皮肉にも井上のバンタム級ラストファイトを30分以上披露させる最高の引き立て役となった。マネジャー兼トレーナーのギャラガー氏は「戦前はひどい言われようだったが、こうして11回まで戦うことができたのは、ひとえに彼のボクシングIQが高かったということ」と胸を張った。

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