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路上の伝説VS史上最高のボクサーまであと1日…朝倉未来&メイウェザーの凄さとは?

[ 2022年9月24日 07:45 ]

超RIZIN   朝倉未来ーフロイド・メイウェザー ( 2022年9月25日    さいたまスーパーアリーナ )

ファイティングポーズをとるフロイド・メイウェザー(左)と朝倉未来
Photo By スポニチ

 25日に開催が迫った「超(スーパー)RIZIN」(さいたまスーパーアリーナ)のメインイベントで対戦するプロボクシング元5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(45=米国)と朝倉未来(30=トライフォース赤坂)のボクシングルールに基づいたRIZINスタンディングバウトマッチが大きな注目を集めている。

 未来は少年時代から極真空手や相撲を習って身体を鍛えていた。小学校高学年の時点で年上の不良たちと喧嘩をしていた。中学生時代には2人で50人を相手にした喧嘩もあった“伝説の喧嘩”もあった。その後も暴走族の副総長としてストリートファイトに明け暮れた。その中で16歳の時にバイクの無免許運転で少年院に収容。退院後に格闘家を志し、名古屋の地下格闘技や「DEEP」への参戦後に13年から弟・海とともに「THE OUTSIDER」に参戦。

15年には「THE OUTSIDER」史上初の2階級制覇。17年には韓国の格闘技イベント「ROAD FC」に参戦する中でプロ初黒星を喫した。18年に「THE OUTSIDER」を卒業して「RIZIN」に参戦。「RIZIN.12」で元UFCファイターの日沖発から1回KO勝利を飾り、「RIZIN」初戦からいきなりインパクトを残した。

 そこから連勝街道を歩み、20年11月に初代フェザー級王座決定戦で斎藤裕と対戦したが判定負けで王座獲得に失敗。再起戦となった同年大みそかの「RIZIN.26」には元DEEPフェザー級王者の弥益ドミネーター聡志に1回KO勝利を収めた。しかし21年6月の「RIZIN.28」でクレベル・コイケに2回に三角締めで自身初の失神一本負け。

 同年10月の「RIZIN LANDMARK」で萩原京平に判定勝利を収めて再起戦を飾った。大みそかの「RIZIN.33」では斎藤に判定勝利を収めてリベンジも果たした。22年初戦がメイウェザーとのボクシングエキシビジョンマッチとなった。

 今回、未来が対戦するメイウェザーはプロボクシング50戦無敗で5階級制覇を成し遂げた史上最高のボクサー。その50戦の中ではオスカー・デ・ラ・ホーヤやマニー・パッキャオなど「世紀の一戦」と呼ばれる試合で圧倒的なスピードと卓越したディフェンス能力で勝利を収めてきた。

 パッキャオとの一戦ではメイウェザーのファイトマネーが推定約200億円、パッキャオのファイトマネーが約150億円で、総額350億円を超えるファイトマネーだったといわれている。この試合ではファイトマネーの他にPPV報酬で約144億円が上乗せされ、総額約280億円を一夜で稼いだ。

 パッキャオ戦以外でも億超えや数千万単位のファイトマネーで”金の亡者”とも呼ばれているメイウェザー。現役ラストマッチとなったUFCで2階級王者となったコナー・マクレガーとの試合も約110億円以上のファイトマネー。試合は10回TKO勝利で50戦50勝を決めた。PPV報酬なども含めると約300億円を得た。

 現役引退後もエキシビジョンマッチで大きなお金を稼いでいる。日本では18年大みそか「RIZIN.14」で那須川天心とのボクシングエキシビションマッチで対戦。この試合も10億円超えるファイトマネーともいわれている。試合は1回139秒で決着をつけた。今回、日本では2度目のボクシングエキシビションマッチとなる。

 YouTubeでも登録者数270万人以上とカリスマ性を見せる”路上の伝説”未来は“ボクシング界の生きる伝説”メイウェザーとどんな戦いを見せるのか。25日のお昼にゴングが鳴る。

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2022年9月24日のニュース