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初防衛戦に臨む力石 前日計量パス「リスペクトを込めて、たたきつぶします」 元世界王者の宮崎亮もパス

[ 2022年8月13日 17:33 ]

 14日にエディオンアリーナ大阪で開催される「3150FIGHT vol.3」の前日計量が13日、大阪市内であり、セミファイナルの東洋太平洋スーパーフェザー級タイトルマッチで初防衛を狙う王者の力石政法(28=緑)は挑戦者の同級13位トムジュン・マングバット(フィリピン)とともにリミットちょうどの58・9キロでパスした。力石は「遠いところから、いいコンディションで日本に来てもらった。リスペクトを込めて、たたきつぶします。フィリピンには手ぶらで帰ってもらいます」と宣言。一方のトムジュンは「ベストを尽くして戦います」などと意気込んだ。

 力石は元WBC世界ライトフライ級王者・矢吹正道(30=緑)の弟で、本名は佐藤政法。兄は9月に再起戦を予定しており、兄弟同時世界王者を目指している。現在保持する王座は今年5月に決定戦で獲得した。同級6位として臨み、3位の渡辺卓也(DANGAN AOKI)にジャッジ3人ともフルマークの判定3―0。今回が初防衛戦となる。

 また、同興行でフライ級8回戦に臨む元WBA世界ミニマム級王者の宮崎亮(33=KWORLD3)はリミットちょうどの50・8キロでパス。対戦相手のWBC世界ライトフライ級8位アサエル・ビリャル(パナマ)はリミットを600グラム下回る50・2キロでパスした。宮崎は「相手が世界ランカーでテストマッチになる。勝つのは前提として、練習でやってきたことを出して、いい試合にしたい」と意気込んだ。相手のビリャルは「足を使い、アウトボクシングで全てを出し切りたい」と話した。宮崎は昨年12月に約5年ぶりにリング復帰。今年4月の復帰2戦目は日本ミニマム級3位の栄拓海(折尾)に8回判定3―0で勝った。WBO世界ライトフライ級14位につけており、今回勝てば世界再挑戦に前進できる。

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2022年8月13日のニュース