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WBOフライ級王者の中谷潤人がプロ最長2カ月の米国合宿へ出発 弟・龍人マネジャーと兄弟タッグ本格化

[ 2022年8月13日 17:31 ]

米国合宿へ向かった中谷潤人(左)と弟の龍人マネジャー
Photo By スポニチ

 プロボクシングのWBO世界フライ級王者・中谷潤人(24=M・T)が13日、今秋予定の次戦へ向けた強化合宿のため羽田空港発の航空機で渡米した。

 中谷は4月9日にさいたまスーパーアリーナで山内涼太(角海老宝石)に8回TKO勝ちして2度目の防衛に成功後、恒例のロサンゼルス合宿を6月上旬から7月中旬まで行っており、今回で2度目。しかも、通常1カ月のところ、今回はプロデビュー後では最長となる約2カ月間を予定している。中学卒業後から師事するルディ・エルナンデス・トレーナー、岡辺大介トレーナーの下、現地でコンスタントにスパーリングを積む目的があり、「(戦い方の)引き出しを増やす作業と、さらにレベルアップさせる作業。いつでもアジャストできるように引き出しを強化したい」とねらいを説明した。

 合宿には弟の龍人マネジャー(22)が同行し、エルナンデス・トレーナーの自宅近くに部屋を借りて2人で生活する。ジュニア時代に全国大会決勝で“ミライ☆モンスター”松本圭祐(大橋)と対戦し、これまでも食事やマッサージなど兄をサポートしてきた龍人氏は新たに、日本ボクシングコミッション(JBC)のマネジャーライセンスを取得。兄の専属トレーナーとしてミット打ちの相手を務め、今後は世界戦のセコンドにも入る予定で、世界と戦う上での“兄弟タッグ”を本格化させる。ロサンゼルス合宿には龍人氏が本場でトレーナーやサポート役として経験を積む目的もあり、「少しでも米国で練習しやすいように、兄ちゃんの目標のために頑張っていきたい」と抱負。潤人は「弟なので任せやすいし、期待している部分もある」と話した。

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2022年8月13日のニュース