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矢吹の弟、力石は東洋王座の初防衛戦に「一試合一試合に人生を懸けて」 8・14大阪で3150FIGHT

[ 2022年6月25日 17:30 ]

初防衛戦への意気込みを語る東洋太平洋スーパーフェザー級王者の力石政法
Photo By スポニチ

 ボクシングイベント「3150FIGHT」の亀田興毅ファウンダー(創業者、35)が25日、大阪市内のホテルで会見し、8月14日にエディオンアリーナ大阪第1競技場で開催する興行「3150FIGHT vol.3」のカードを追加発表した。

 セミファイナルでは東洋太平洋スーパーフェザー級王者の力石政法(28=緑)が同級14位のトムジュン・マングバット(24=フィリピン)を相手に初防衛戦を行う。力石は前WBC世界ライトフライ級王者の矢吹正道(29=緑)の弟で、5月に決定戦で渡辺卓也(DANGAN AOKI)に判定勝ちして同じ王座を獲得したばかり。戦績は11勝(6KO)1敗。

 獲得から3カ月で臨む初防衛戦に「もう1カ月ぐらい時間が欲しい気持ちはあるけど。それまでが試合枯れだったので、ぜいたくを言わず、決まった試合をやるだけ。一試合一試合に人生を懸けて“負けたら終わり”のつもりでやっている。それは今回も同じ」と気合を入れた。兄の矢吹は現役続行を決め、今夏の再起戦を発表済み。「2人でお互いに鼓舞しながら練習できるのは大きい。刺激になる」と兄弟同時世界王者の夢に突き進む。興毅ファウンダーは「力石は凄い実力者。前回はようやく訪れたチャンスをモノにした。初防衛戦では、世界チャンピオンになれると思わせるような内容を見せてほしい」と期待した。

 元WBA世界ミニマム級王者の宮崎亮(33=KWORLD3)は復帰3戦目のフライ級8回戦で、WBC世界ライトフライ級8位、IBF同14位のアサエル・ビリャル(28=パナマ)と対戦する。「映像一1度だけ見たところ、相手は好戦的にガンガンくるタイプみたい。よく見て倒したい。こういう試合を決めてもらい、感謝して、しっかり勝ちたい」と世界ランク復帰へ意気込みを新たにした。ボクシングジム「KWORLD3」の会長でもある興毅ファウンダーは「世界ランカーが相手で正直、厳しい試合になると思う。でも勝てば次の道が開ける」と難関突破を期待した。

 他にも元東洋太平洋フェザー級王者の大沢宏晋(オール)、福永宇宙(黒潮)、野口海音(ハラダ)らが出場する。メインは日本ヘビー級1位の但馬ブランドンミツロ(27=KWORLD3)が韓国同級王者イ・ソンミン(31)を相手に日本ヘビー王座決定戦に臨む。
 会見で興毅ファウンダーは、キックボクサーの皇治(33=TEAM ONE)にボクシングルールのエキシビション出場をオファーすることも明かした。過去の興行で、日本ボクシングコミッション管轄外の“エンタメFIGHT”として、お笑いコンビ「TKO」の木下隆行(50)らをリングに上げた実績があり「4回戦の選手あたりと対戦させ、皇治選手のボクシングの実力を測りたい」などと話した。

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2022年6月25日のニュース