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井上尚弥、次戦は5~6月、相手はドネア最有力?「少なからず意識してトレーニング」

[ 2022年1月29日 15:01 ]

4年連続5度目の最優秀選手賞、2年連続5度目のKO賞をダブル受賞した井上尚弥
Photo By スポニチ

 プロボクシングの2021年年間表彰の各賞が29日に発表され、最優秀選手賞(MVP)にはWBA&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(28=大橋)が選ばれた。井上は4年連続5度目のMVP受賞。通算5度のMVPは白井義男、具志堅用高に並び歴代最多タイ記録だが、井上は「意識して毎年獲れるように頑張っていきたい」と、さらなる記録更新に意欲を示した。

 記録更新には、どんな相手と対戦するかも重要になることは井上自身も理解。「今年は(大橋秀行)会長から『勝負の年になる』と言われているので、それを勝ち進めば、今年も獲ることができると思ってます」と断言。次戦は当初4月ごろに国内での開催を目指していたが、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の国内での感染拡大のため、5~6月にずれ込むことが濃厚で、井上は「その辺りを意識しつつ調整を進めています」と話した。

 対戦相手について大橋会長は「もちろん交渉は進んでいる。候補は3人」と明言を避けたが、階級については「バンタムです」と断言。WBO王者ジョンリール・カシメロ(フィリピン)は昨年12月にキャンセルした同級1位ポール・バトラー(英国)との試合が4月23日に再設定されており、現状ではWBC王者ノニト・ドネア(フィリピン)との対戦が有力視されている。

 すでに2週間前からスパーリングを再開している井上は「少なからずドネアを意識しながらトレーニングを進めています」と明かし、仮にドネアとの対戦が決まった場合について問われると、「前回ああいう試合(判定勝ち)ですから、前回以上の試合をするつもりですし、KO逃しているので、そこは本当にはっきりと決着をつけるようにしたいと思っています」と完全決着を誓った。

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2022年1月29日のニュース