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井上尚弥4年連続MVP&2年連続KO賞獲得 MVP5度は白井義男、具志堅用高に並ぶ歴代最多タイ

[ 2022年1月29日 15:00 ]

4年連続5度目の最優秀選手賞、2年連続5度目のKO賞をダブル受賞した井上尚弥
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 プロボクシングの2021年年間表彰の各賞が29日に発表され、最優秀選手賞(MVP)にはWBA&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(28=大橋)が選ばれた。井上は4年連続5度目のMVP獲得、2年連続5度目のKO賞と2冠に輝いた。5度のMVP受賞は白井義男、具志堅用高に並び歴代最多タイ記録。

 各賞は東京と関西の運動記者クラブ・ボクシング分科会、専門誌の記者による投票で決定。井上は有効投票数37のうち、MVPは32票、KO賞は33票を集めた。

 技能賞はWBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(31=志成)が3年連続3度目の受賞。殊勲賞には11月に米ニューヨークでIBF世界スーパーフェザー級王座を獲得した尾川堅一(33=帝拳)が選ばれ、努力・敢闘賞は12月に東洋太平洋スーパーライト級王座を獲得した麻生興一(35=三迫)、新鋭賞は4月にプロ4戦目で元WBC世界フライ級王者・比嘉大吾(26=志成)を破り、WBOアジア・パシフィックバンタム級王者となった西田凌佑(25=六島)が選出された。

 年間最高試合賞は矢吹正道(29=緑)が8度防衛中だった寺地拳四朗(30=BMB)を下して新王者となったWBC世界ライトフライ級タイトルマッチ(9月22日、京都市体育館)、世界戦以外の年間最高試合には中谷正義(32=帝拳)がワシル・ロマチェンコ(33=ウクライナ)と対戦したライト級12回戦(6月26日、米ラスベガス)が選ばれた。

 女子MVPは7月に日本女子では初めて米国での防衛に成功したWBA女子世界米ロサンゼルスでWBA女子世界フライ級王者・藤岡奈穂子(46=竹原慎二&畑山隆則)が4年ぶり6度目の受賞。スレム・ウルビナ(30=メキシコ)とのタイトルマッチ(7月9日、米ロサンゼルス)は年間最高試合にも選ばれた。

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