朝倉未来 大みそかのバンタム級T振り返る!弟・海の今後の課題とは?「やり方を変えたら一気に覚醒する」
格闘家の朝倉未来(29=トライフォース赤坂)が7日に自身のYouTubeチャンネル「ふわっとmikuruチャンネル」を更新。昨年大みそかの「RIZIN.33」の振り返りとして弟の朝倉海(28=トライフォース赤坂)が出場したバンタム級トーナメントを語った。
海は準決勝で瀧澤謙太(27=フリー)と対戦して判定勝利で決勝に駒を進めた。未来は「1日2試合あるので温存しながらもポイントをとっていく」という海の作戦勝ちだった分析した。さらに未来は「瀧澤選手のパンチってセオリーと違ってフック系が多く、色んなところから強打が打てるところ。そして弟の弱点は自分のパンチに意識が行き過ぎて死角から来たパンチが見えなくなってしまうことがあるので、今回は打ったらすぐ構えるという練習をした方がいいよ」と戦前から弟の海へアドバイスをしていたことを明かし、それが練習通りできて作戦勝ちにつながったようだ。しかし準決勝で海は右の拳を骨折してしまった。「1日2試合というのはちょっとキツイと思うんですよね。フェアじゃない気がするので1日1試合の方がいいのかなと思いますけどね」と1日2試合についても苦言を呈した。
未来は海の決勝の相手は扇久保博正(34=パラエストラ松戸)になると戦前から予想していたという。その予想通りトーナメント決勝は海と扇久保の1戦となったが、海は判定で敗れて準優勝に終わり3年連続で大みそか黒星となった。
決勝については海の弱点が出た試合だったという未来。「パンチに頼りすぎているところがあると思ってて、俺は(海の)蹴りをもっと強くしたい」と話した。さらに「(海の蹴りは)近い距離で速いけど伸び切らないというか蹴りの威力はあるんだろうけど蹴るタイミングとかも練習していくのとレスリングをもっと強くしないといけない」と海の今後の課題を語った。
つづけて「ボクシングにこだわりすぎてたと思うので、右の拳が使えなくて戦うすべがなくなったと思うので、やり方を変えたら一気に覚醒する強さを持っている」と分析。そして「今度は俺が指示していこうかなと思っていますね。(海も)チームを組んでやっていますけど、最近は俺との練習は全くやってなかった。セコンド陣もいろんな考え方があったと思うんだけど、俺がセコンドに入ったらまた違っていた」と話し、本来であれば試合を終えた未来も海のセコンドに付く予定だったと明かした。しかし元々セコンド申請した人から変えてはいけないとRIZIN側に言われたため、セコンドに付けなかったという。「もう1回やったら勝つ戦術はありますよ。今後、もっと上にいくために改善しなければならないことが明確にわかったのでちょっと練習から変えてやっていこうかなと思います」と朝倉兄弟での今後の意気込みを語った。
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