井上尚弥の次戦は4月予定も新型コロナの感染状況次第 大橋会長「判断が難しい」
プロボクシングWBA&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(28)が所属する大橋ジムの大橋秀行会長(56)が7日、横浜市内のジムで取材に応じ、井上の次戦を4月に国内で予定していたことを明かした。
井上は昨年12月14日に東京・両国国技館で行われた2年ぶりの国内防衛戦でアラン・ディパエン(タイ)のタフネスぶりに苦しめられながらも8回TKO勝ちし、WBA6度目、IBF4度目の防衛に成功。2022年は春、夏、年末と年間3試合することを目標とし、4団体統一の野望実現へWBC王者ノニト・ドネア(フィリピン)、WBO王者ジョンリール・カシメロ(フィリピン)とのを統一戦を目指している。
大橋会長は「(井上の次戦は)コロナの状況を踏まえて調整中。4月に予定していたんだけど、それが延びるかどうか、まだ分からない」と話した。新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」により、国内でも感染者が激増中で、大橋会長は「それが一番。状況をつかめないし、どうなるか分からないので(判断が)難しい。情報を入手して、いろいろと考えていきたい」とした。
対戦相手については、ドネア、カシメロをターゲットとすることに変わりはなく、大橋会長は「どちらと戦っても面白い」と両陣営との交渉を進める姿勢を示した。
なお、ディパエン戦は地上波でのテレビ中継がなく、国内ボクシングでは初の本格的なペイ・パー・ビュー(PPV)方式でライブ配信された。視聴者数は公表されていないものの、大橋会長は「満足のいく、次につながる結果。合格点でした」と振り返った。
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