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【新日本】オカダ、IWGP世界ヘビー級初戴冠 新日50周年は俺が背負う、鷹木をレインメーカー葬

[ 2022年1月5日 05:30 ]

新日本プロレス「WRESTLE KINGDOM 16 in 東京ドーム」 ( 2022年1月4日    東京ドーム )

勝利しレインメーカーポーズを決めるオカダ(撮影・島崎忠彦)
Photo By スポニチ

 IWGP世界ヘビー級選手権は挑戦者のオカダ・カズチカ(34)が王者・鷹木信悟(39)を破り、新王者に輝いた。オカダは団体至宝のベルトを何度も腰に巻いてきたが、ベルト統一後の戴冠は初。昨年のG1クライマックス優勝者の底力を発揮し、50周年の団体を引っ張っていくことを宣言した。5日には「自称王者」ウィル・オスプレイ(28)との初防衛戦に臨む。

 男のけじめ、試合後のリングに降り注がれたのは「感謝の雨」だった。熱戦を制したオカダは1本のベルトをリングの中央に置き、「ありがとうございました」と言葉を投げ掛けた。2年ぶりとなる1・4でのメイン。鷹木との攻防は35分を超えたが、最後は開脚式の墓石式脳天砕きから必殺レインメーカー(短距離式ラリアット)をさく裂させた。

 昨年のG1クライマックス優勝で得た王座挑戦のチャンスに封印されたIWGPヘビーのベルトを持ち出してアピールした。同タイトルは80年代前半、アントニオ猪木が「真の世界一決定戦」を提唱し創設。以来、数々のレスラーに受け継がれた至宝だった。自身も12度の防衛記録を持つゆかりのベルト。「(統合され)それで終わりでいいのか、新しいのができてサヨナラってのは寂しかった」とオカダは明かす。この日、ファンとともに別れを告げると昨年3月、インターコンチネンタル王座と統合し新設された世界へビーのベルトを初めて腰に巻き、腕を大きく広げて見えを切った。

 新日本は今年、節目の50周年を迎えた。団体を背負って闘っていくのは誰か。昨年のプロレス大賞、鷹木か、いや違う。1・4で過去7度のメインを張った男は「このベルトを持って盛り上げていかないといけない自覚も出てきました」と決意表明した。

 5日には一度ベルトを返上しながら自前でベルトを作製したオスプレイに制裁を加える仕事が待っている。「チャンピオンの闘いをしっかり見せたい」。ベルト狂騒曲のエンディングこそ、派手にカネの雨が降る

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