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高校生プロボクサー坂間叶夢 3連続KO勝ちで決勝進出「東日本は通過点。次もしっかり勝ちたい」 

[ 2021年11月3日 16:00 ]

プロボクシング東日本新人王トーナメント ( 2021年11月3日    東京・後楽園ホール )

<東日本新人王ライトフライ級準決勝>4回TKO勝ちし、決勝進出を決めた坂間叶夢
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 プロボクシングの東日本新人王トーナメントは3日、東京・後楽園ホールで準決勝が行われ、午前11時開始の第1部ではミニマム級からスーパーバンタム級までの6階級11試合に熱戦を展開。ライトフライ級では18歳の坂間叶夢(かなむ=ワールドスポーツ)が山内寛太(20=DANGAN越谷)に4回TKO勝ちし、デビューから3戦3勝3KOとして決勝(12月19日、後楽園ホール)に進出した。

 坂間は都立高校に通う現役高校生プロボクサー。幼少期に空手を始め、小2でキックボクシング、小4からボクシングに転向。U―15大会で優勝2回、準優勝2回、ジュニアチャンピオンズリーグで優勝1回の実績を残した。プロ志望が強く、高1でワールドスポーツに移籍。17歳になった昨年プロテストに合格した。

 この日の準決勝では被弾も目立ったが、4回に強烈な右でダウンを奪うと、立ち上がった山内に再び右を浴びせ、膝が落ち、バランスを崩したところにトドメの右で失神させた。残り0秒でのTKO勝ちでデビュー戦からの連続KOを継続させた。

 「ギリギリだったけど、KOできたのはうれしい。でも課題が多くて悔しい気持ちが強いです」と複雑な表情だ。目標は全日本新人王を獲得して日本ランキング入り。そこから日本ユース王者、日本王者、東洋太平洋、そして世界へと夢は広がる。坂間は「東日本は通過点。次もしっかり勝ちたい」と、加藤幸海(20=ワタナベ)と対戦する決勝へ視線を向けた。

 第1部の試合結果は以下の通り。
 ▽ミニマム級
○墨田 大祐(パンチアウト) TKO(3回1分22秒) アンディアツシ(宮田)●
○石垣 芙季(UNITED) 判定 岩井 祥來(小熊)●
 ▽ライトフライ級
○加藤 幸海(ワタナベ) TKO(1回1分28秒) 赤堀 大地(三谷大和)●
○坂間 叶夢(ワールドスポーツ) TKO(4回3分0秒) 山内寛太(DANGAN越谷)●
 ▽フライ級
○藤田 圭(DANGAN AOKI) 判定 厚地 嶺(大橋)●
 ▽スーパーフライ級○比連崎爽晏楽(川島) 判定 赤沢 颯太(RK蒲田)●
○篠田 将人(野口) TKO(1回2分7秒) 阿部愛斗(石神井スポーツ)●
 ▽バンタム級
○佐藤 大仁(新日本仙台) 判定 船橋 良太(大里KUNCKLE)●
○梅津 奨利(三谷大和) TKO(2回2分30秒 森 朝登(ワールドスポーツ)●
 ▽スーパーバンタム級
○海野 利樹(伴流) 判定 吉岡 新(マナベ)●
○高橋 烈(KG大和) 判定 坂本 佳朗(本多)●
  

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