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拳四朗 22日V9戦へ胸囲2・7センチ増 地元京都で初の世界戦「カッコいい勝ち方を」

[ 2021年9月21日 05:30 ]

WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ   王者・寺地拳四朗《12回戦》同級1位・矢吹正道 ( 2021年9月22日    京都市体育館 )

<WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>調印式、記者会見に出席した王者・寺地拳四朗(左)と挑戦者の矢吹正道(真正ジム提供)
Photo By 提供写真

 予備検診と調印式が20日、京都市内の病院で行われ、王者・寺地拳四朗(29=BMB)は9度目の防衛に自信を示した。V9戦は当初、10日に開催予定だったが、先月25日に寺地の新型コロナウイルス感染が判明し、12日間延期された。寺地は「コンディション?動き的には凄く良い」と影響を否定し、「勝つ自信はあります」と言い切った。

 今月6日に医師の診察を受け、肺や血液、心電図などに異常がないことは確認済み。この日の予備検診での数字も体調に問題ないことを裏付けた。コロナ感染で約2週間、練習を休むことを余儀なくされながら、胸囲は4月のV8戦から2・7センチ増の85・5センチ。首回りも1・2センチ増えた。

 定期的に大阪のフィジカルトレーナーの篠原茂清氏の指導を受けている寺地は「篠原先生のトレーニングは結構やったので、それかな」と説明したが、筋肉が落ちていないことは明らか。また、減量中で声はかすれ気味だったが、脱水状態の時に見られる体温の上昇もなかった。

 地元・京都で世界戦は初めてとあってモチベーションは高い。「一発に気をつけて、あとは自分のボクシングをするだけ。地元の方が見に来てくれるのでカッコいい勝ち方をしたい」と、22日の決戦を見据えた。

 ▼矢吹正道 延期したことはプラスに働いたので影響はない。自信はあります。(延期で約20回のスパーリングを追加し、調整に手応え)

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2021年9月21日のニュース