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那須川天心の“幼なじみ”並木月海もメダルに王手!2回戦でソウザに判定勝利

[ 2021年7月30日 05:30 ]

東京五輪第7日 ボクシング女子フライ級2回戦 ( 2021年7月29日    両国国技館 )

グラジエレ・ソウザに判定勝ちした並木月海(AP)
Photo By AP

 並木月海(自衛隊)はグラジエレ・ソウザ(ブラジル)に5―0で判定勝ちし、8月1日の準々決勝に進出した。3位決定戦がないため、次戦に勝てばメダル獲得が確定する。

 身長1メートル53の小柄なサウスポーは軽やかなフットワークから鋭い踏み込みで右ジャブ、左ストレートをヒットさせ、1回はジャッジ5者全員が10―9と並木を支持。相手が圧力を強めた2回は10―9×3、9―10×2と採点が割れたが、3回は「打たせずに打つ」本来のスタイルではなく、「打たれても打つ」気迫の打ち合いを挑み、再び全員が10―9と、25日の1回戦に続く完勝で8強入りを決めた。

 4人きょうだいの末っ子で姉、兄の影響で幼稚園から空手を始めた。キックボクシングの“神童”那須川天心(23)とは幼なじみ。格闘技界を盛り上げる那須川からも刺激を受け、「ボクシングはオリンピックの舞台では知名度はないけど、柔道やレスリングのようにしたい」の気持ちは強い。

 28日の女子フェザー級準々決勝では入江聖奈(日体大)が判定勝ちし、ボクシングでは日本女子初となるメダル獲得を確定させている。6月のオンライン取材で「理想は(入江と)2人で金メダルを獲ること」と話して並木が、ここで負けるわけにはいかなかった。女子代表の愛称は入江と話し合って「夢はかなう」という花言葉を持つ「ブルーローズ・ジャパン」に決めた。大きな夢に向かって並木の闘いが続く。

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2021年7月30日のニュース