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並木月海、初の五輪で快勝発進!“幼なじみ”那須川天心のエールに応えた

[ 2021年7月25日 18:22 ]

東京五輪第3日 ボクシング女子フライ級1回戦 ( 2021年7月25日    両国国技館 )

 女子フライ級1回戦 2回、ウガンダ選手(左)を攻める並木月海=両国国技館
Photo By 共同

 金メダルを目標に掲げる22歳の並木月海(自衛隊)が初出場の五輪で力強く第1歩を踏み出した。キャサリン・ナンジリ(ウガンダ)に5―0で判定勝ち、危なげない内容で29日の2回戦に進んだ。

 身長1メートル53と小柄なサウスポーは軽快なフットワークでリングを動き回り、鋭い踏み込みからのワンツーなど的確なパンチをナンジリの顔面に浴びせた。1、2回はジャッジ5人全員が10―9で並木を支持。3回には1者が10―8をつけ、30―27×4、30―26の完勝だった。

 千葉県成田市出身。キックボクシングの“神童”那須川天心(23)とは幼なじみで、空手の試合で何度か対戦した経験もあるという。格闘技界を盛り上げる那須川の活躍は並木にとっても大きな刺激になっている。「柔道やレスリングのように女子ボクシングに興味を持ってもらいたい」の思いは強く、五輪の舞台は知名度を高めるチャンスでもある。那須川からはSNSで「いつも通りで」のエールを送られた。「ありがとう。いつも通りやってきます」と返した並木は、しっかりと自分のスタイルを貫き、まずは一つ目の勝利をつかんだ。

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2021年7月25日のニュース