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成松大介、2大会連続で初戦突破!コンゴ選手に5―0判定勝ち 

[ 2021年7月25日 20:43 ]

東京五輪第3日 ボクシング男子ライト級1回戦 ( 2021年7月25日    両国国技館 )

コンゴ民主共和国のフィストン・ムバヤムルンバ(左)を攻める成松大介=両国国技館
Photo By 共同

 2大会連続出場の成松大介(自衛隊)がフィストン・ムバヤムルンバ(コンゴ民主共和国)に5―0で判定勝ちし、16年リオデジャネイロ五輪に続き、初戦を突破した。日本代表はここまで6人中4人が登場し、全員が2回戦に進んでいる。

 序盤からムバヤムルンバが前に出て圧力をかける展開となったが、成松はフットワークを駆使し、打っては動き、動いては打つ戦術を徹底。初回は右ジャブからの左ボディーを何度も浴びせ、2回も左ストレートをピンポイントで顔面にヒットさせるなど優位に試合を進めた。最終3回はジャッジの採点が分かれ、30―27×3、29―28×2と、フルマークとはいかなかったものの、しっかり勝利をつかんだ。

 熊本県熊本市出身の31歳。日本ボクシング五輪代表では、初の30代の代表となった。昨年3月ごろから右足裏が痛み出し、足底筋膜炎と診断された。練習量のセーブし、治療したことで一時的に回復したものの、10月の鹿児島合宿で再発。それでも整形外科医のアドバイスを受けて土踏まずの部分を持ち上げるようなインソール(中敷き)を普段履きに使用してから「痛みがなく走れるようになってきた」という。長くケガに苦しんできたが、五輪直前になってコンディションは上向き。「最後の大会になるかもしれない」という成松。31日の2回戦ではザキル・サフィウリン(カザフスタン)と対戦する。

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2021年7月25日のニュース