定常育郎、井上尚弥とのスパーで自信 26日に沢田京介と日本バンタム級王座決定戦
プロボクシング日本バンタム級王座決定戦(26日、後楽園ホール)の前日計量が25日、東京都内の病院で行われ、同級1位・沢田京介(33=JB SPORTS)、同級2位・定常育郎(23=T&T)ともにリミットの53.5キロで一発パスした。
定常はプロ19戦目でタイトル初挑戦。計量後にオンライン取材に応じた定常は「パンツを脱いで計ってリミットでした」と笑わせながら、「自分のボクシングをすれば完封できる。KO勝ちもあると思うけど、早めに自分の展開を作れば、判定でも勝てる」と自信を示した。
4~5月にはWBA&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(大橋)のスパーリングパートナーとして約30ラウンドを経験。「ボコボコにされるのは分かっていたけど、その中での一矢報いてやろう」の心構えで臨み、「出入りの速さとか自分の良さが発揮できれば、通用する部分もあった」と手応えを得た。
過去には元IBF世界スーパーバンタム級王者の岩佐亮佑(セレス)とのスパー経験もあり、今回の試合に向けては井上以外にも前東洋太平洋王者・栗原慶太(一力)や日本ユース王者・石井渡士也(REBOOT.IBA)ら強豪と拳を交えた。「沢田選手が尚弥選手以上の想定外のことしてくる、尚弥選手を超えてくることはない」。定常は自信を持って王座決定戦のリングに上がる。
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