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東京五輪ミドル級代表・森脇唯人、メダル獲得へ意気込み「1Rでビックリさせたい」

[ 2021年6月24日 14:34 ]

オンラインで取材に応じた東京五輪ボクシング男子ミドル級代表の森脇唯人

 ボクシングの東京五輪男子ミドル級代表の森脇唯人(24=自衛隊)が24日、オンライン取材に応じ、1カ月後に迫った五輪本番に向けて意気込みなどを語った。

 森脇は1メートル88の長身で、ミドル級では異色とも言える高い技術と抜群のスピードが持ち味。「目標はメダル獲得。金メダル目指して頑張ってます。日本人のミドル級は泥臭いと思われているかもしれないけど、1ラウンド始まったところでビックリさせたいですね」と話した。

 残り1カ月の調整計画も、すでにできあがっている。来週からは「相手と本気でやり合う感覚を身につける」をテーマにスパーリングなど対人練習を中心に行う。海外選手との手合わせは難しい状況ながら国内の近い階級の選手らと週2~3回のスパーを実施し、残り10日~1週間は「疲れをとることを優先する」という。

 昨年までは減量は2~3キロ程度だったが、フィジカル強化のためにパーソナルトレーナーの指導を受け、筋肉量が増加。現状では4・5~5キロ程度の減量が必要となったものの、「体が大きくなったことがうれしい。減量の辛さとか苦しさは感じていない」と不安はない。

 駿台学園高時代はファイタータイプ。法大進学から現在のリーチとスピードを生かしたスタイルを築き上げたが、接近戦を苦にすることはなく、「基本的には倒しにいく攻撃的なスタイルが理想」という。「1ラウンドのファーストコンタクト、そこでのスピードを見てもらいたい」と1カ月後のリングを思い描いていた。

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2021年6月24日のニュース