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山内涼太、7回TKO勝ちで初防衛 ジムのタイトル戦連勝つなげ「ホッとしてます」

[ 2021年6月24日 21:21 ]

<WBOアジアパシフィック・フライ級タイトルマッチ12回戦>7回TKO勝ちで初防衛に成功した山内涼太
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 プロボクシングWBOアジアパシフィック・フライ級タイトルマッチ12回戦は24日、東京・後楽園ホールで行われ、王者・山内涼太(26=角海老宝石)が同級5位・中山祐太(25=一力)を7回1分29秒TKOで下し、初防衛に成功した。

 序盤から左のリードジャブをヒットさせて主導権を握ると、2回に左ボディーを効かせてからの右ストレートで最初のダウンを奪う。5回終了間際には左フックをあごにヒットさせて2度目のダウンを奪う。このパンチで左拳を痛めて左が減ったものの、7回に中山にロープを背負わせると、最後も左フック。中山の膝が落ちた瞬間にレフェリーはノーカウントで試合を止めた。

 「左ジャブはよく当たったけど、そこからのつながりが悪くて…会長にも怒られました。初防衛のプレッシャーはなかったけど、ジムの良い流れを止めたくなかったのでホッとしてます」
 今月10日に鈴木雅弘が日本スーパーライト級王座を獲得(返上)、21日には3冠スーパーフライ級王者の福永亮次が防衛と、角海老宝石ジム勢がタイトル戦で連勝中。山内の顔に安堵(あんど)の色が広がった。

 昨年8月にWBOアジア王座を獲得し、現在はWBA2位、WBO7位、IBF11位と世界ランキング入りしている。世界挑戦に向けて、阿部弘幸トレーナーは「パンチやフィジカルは十分に世界を狙える。もう少し考えたボクシング、冷静に試合をやれるようになれば」と“注文”をつけた。

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2021年6月24日のニュース