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井上尚弥が帰国 あらためて4団体統一に意欲「ドネア、カシメロに照準」

[ 2021年6月22日 19:10 ]

米ラスベガスから帰国したチーム井上(左から井上拓真、大橋秀行会長、井上尚弥、井上真吾トレーナー)(大橋ジム提供)
Photo By 提供写真

 プロボクシングWBA&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(28=大橋)が22日、羽田空港着の航空機で帰国した。井上は19日(日本時間20日)に米ネバダ州ラスベガスのヴァージンホテルで行われた世界戦でIBF1位マイケル・ダスマリナス(28=フィリピン)に3回KO勝ちし、WBA5度目、IBF3度目の防衛に成功した。当初は前日の帰国予定だったが、本人やスタッフの負担を考慮して1日延期していた。

 大橋秀行会長によると、帰国便の機内では「日本が誇る井上尚弥選手ご一行様が搭乗されております。見事KO勝ちしました。おめでとうございます」のアナウンスがあり、井上には祝福のフルーツプレートなどが贈られたという。

 指名試合をクリアし、今後は統一戦へ向かうことになる。井上は「自分でも納得する内容で勝利することができました」とダスマリナス戦を振り返り、改めて「近い目標は、バンタム級4団体統一です」と明言した。

 WBC王者ノニト・ドネア(38=フィリピン)とWBO王者ジョンリール・カシメロ(32=フィリピン)が8月14日(日本時間同15日)に米カリフォルニア州カーソンで2団体統一戦を行う予定で、その勝者との対戦を目指す井上は「今後はドネア、カシメロに照準を合わせ、誰が相手でも“井上尚弥のボクシング”をみせることができるように、精進していきたい」とコメント。2週間の隔離期間明けから体を動かす予定とした。

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