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女子ボクサー五輪代表1号の入江 鳥取県勢の金メダル1号で地元パレードだ

[ 2021年6月22日 14:51 ]

入江聖奈
Photo By スポニチ

 ボクシングの東京五輪女子フェザー級代表の入江聖奈(日体大3年)が22日、オンライン取材に応じた。大会は観客数の上限が「収容定員の50%以内、1万人まで」と有観客開催が前日21日に決定。「お客さんの歓声、応援があると自分もテンションが上がってくる。半分でもお客さんがいる中で試合ができるのは凄くうれしいです」と歓迎した。

 今月上旬に北海道・紋別で代表チームの強化合宿を行い、7月1日からは東京・ナショナルトレーニングセンターで直前合宿に突入する。5月にロシアで国際トーナメントに出場したが、今週末には大学の試合にライト級でエントリー。「出る可能性もあります。コロナでこの1年、試合経験が全然なかったので、少しでも多く試合の緊張感を経験して五輪に臨みたい。五輪のための試合という感じです」と明かした。

 初戦は7月24日が予定され、日本女子ボクサーとして初めて五輪のリングに登場する。「むちゃくちゃ緊張するタイプなので最初は嫌だなと思ったけど、一番最初に新しめのリングに足を踏み入れるのは光栄。楽しんでいきたいと思う」と話した。出身の鳥取県はまだ五輪の金メダリストを輩出しておらず「県勢第1号」の期待がかかる。「初めて取ったらカッコいいと思うのと、歴史に名前が残るので狙っていきたい。これまでいなかったのは?人口が少ないから妥当かなと思う(笑い)けど、それだけ五輪の金メダルは価値があるということ」と決意を口にし、金メダルを取った場合は地元で「大きい車の上に乗ってパレードしたいです。みんなに手を振りたいです」と希望を語った。

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2021年6月22日のニュース