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中谷正義、ロマチェンコ攻略に自信「勝って日本に帰って来たい」

[ 2021年6月8日 18:21 ]

ロマチェンコ戦に向けてオンラインで取材に対応した中谷正義
Photo By スポニチ

 今月26日(日本時間27日)に米ネバダ州ラスベガスで元3階級制覇王者ワシル・ロマチェンコ33=ウクライナ)と対戦する中谷正義(32=帝拳)が8日、オンラインで取材に応じ、ロマチェンコ戦への意気込みなどを語った。

 ロマチェンコは五輪を2連覇し、世界最速のとプロ12戦で3階級制覇を達成。昨年10月、テオフィモ・ロペス(米国)に判定で敗れ、WBA、WBC、WBO王座を失ったが、それまでは階級を超えて強さをランキングするパウンド・フォー・パウンド(PFP)で1位に君臨した。

 中谷は「ロマチェンコと対戦できるのはありがたいし、うれしいけど特別に意識はしない。これに勝てば世界挑戦ができると思っているので、次の世界戦につながる試合をしたい」と抱負を口にした。

 東洋太平洋ライト級王座を11度防衛した中谷は19年7月、テオフィモ・ロペス(米国)に判定で敗れて1度は表明した引退を撤回して昨年12月にフェリックス・ベルデホ(プエルトリコ)に逆転TKO勝ちしてWBOインターコンチネンタル王座を獲得。WBO5位、WBC8位、WBA9位、IBF10位と主要4団体の世界ランキングでトップ10入り。今回は3戦連続で米ラスベガスでの試合となる。

 前回は1カ月しか準備期間がなかったが、今回は体作りにも対策にも十分な時間をかけることができた。「はっきりとイメージは固めていないけど、この階級では長身の体を生かした戦いをしたいと思っている。ロング(長い距離)で戦いながら強打を使いたい」と、「ハイテク」と呼ばれるサウスポー攻略に自信をみせ、「自分のボクシングに徹して、勝って日本に帰って来たい」と意気込みを語った。

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2021年6月8日のニュース