岩佐 5回TKO負け、王座統一ならず 早いストップも「効いてひるんだ」

[ 2021年4月5日 05:30 ]

WBA・IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦   ●IBF暫定王者・岩佐亮佑 TKO5回1分30秒 WBAスーパー・IBF正規王者ムロジョン・アフマダリエフ〇 ( 2021年4月3日    ウズベキスタン・タシケント )

アフマダリエフに5回TKOで敗れた岩佐(AP)
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 IBF暫定王者・岩佐亮佑(31=セレス)は、IBF正規王者でWBAスーパー王者のムロジョン・アフマダリエフ(26=ウズベキスタン)に5回TKO負けを喫し、WBA王座奪取とIBF王座統一は果たせなかった。敵地でウズベキスタンの英雄に挑んだが、レフェリーストップによる無念の敗戦。1年4カ月ぶりのリングは不完全燃焼に終わった。

 あっけない幕切れだった。5回、アフマダリエフの連打を浴びた岩佐が後退し、ロープを背負うと、ロシア人レフェリーは試合を止めた。岩佐は驚き、そして苦笑いを浮かべるしかなかった。

 自らの決意を「侍」の風貌で表現し、臨んだ人生最大の勝負は不完全燃焼のまま810秒で終了。「もう少しやらせてほしかったのが正直な気持ち」と無念さを漂わせたが、19年12月以来のリングで精彩を欠いたのも確かだった。右ジャブを放つも距離感をつかみ切れず、被弾が目立った。ボクシングのデータを扱うCOMPUBOX社の数値では、アフマダリエフが311発中109発ヒットさせたのに対し、岩佐は336発で36発と大きく下回った。

 セレス小林会長は「ストップが早いと思うけど、やはりそこはアウェーなのかな。左のタイミングも合ってきていたので残念」と悔しがった。ただ、岩佐は「効いてひるんだのは確か」と認め、「めちゃくちゃ強かった」と王者を称えた。

 ▼浜田剛史氏(元WBC世界スーパーライト級王者)まだ岩佐に力が残っている状態だっただけにレフェリーストップは残念。世界戦だし、少し止めるのは早かったのではないか。アフマダリエフは出入りが速く、勝負どころをよく分かっている選手だった。

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