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井岡、21年目標は「統一王者」 ロマゴンVSエストラーダの勝者と対戦希望「勝てるのは僕しかいない」

[ 2021年1月1日 13:45 ]

リモートで一夜明け会見を行ったWBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔は2021年の目標に「統一王者」を掲げた(Ambitionジム提供)
Photo By 提供写真

 プロボクシングWBO世界スーパーフライ級王座の2度目の防衛に成功した日本人男子唯一の4階級制覇王者・井岡一翔(31=Ambition)が田中恒成(25=畑中)との大みそか決戦から一夜明けた1日、リモートで会見し、改めて2021年の目標に「統一王者」を掲げた。

 4階級制覇王者と3階級制覇王者による「史上最高の日本人対決」と注目された大みそか決戦で会心の8回TKO勝ち。田中にプロ初黒星をつけ、世界最速16戦目での4階級制覇を阻止した井岡は「試合前から、ずっと『結果で証明する』と言っていたので、レベルの違い、格の違いを見せられたと思います」と胸を張った。

 試合映像も確認したそうで、「意外と闘っている感覚と映像の感覚は変わらなかった。若干の判断ミスもあったけど、試合中に修正できたし、やっている感覚と映像の再認識できた」と話した。前夜は自宅で新年を迎えた。「息子が眠っていたので、奥さんと2人でハッピーニューイヤーって静かに迎えて、すぐに寝ました」と笑顔。新年は国内で家族とゆっくり過ごすつもりだという。

 コロナ禍に揺れた2020年。井岡は「みんなが初めての経験ばかりで、僕もそうでしたし。でも、大みそかという最後の日に試合をして、その1日だけだけですけど、その1日で1年が無駄じゃなかったんだな、いろんなことを信じてやってきて形にできて良かったなと思います」と振り返り、2021年の目標を問われると「統一戦ですね。他団体のチャンピオンと統一戦がしたいです」ときっぱり。3月には“ロマゴン”ことWBAスーパー王者ローマン・ゴンサレス(帝拳/ニカラグア)とWBC王者ファンフランシスコ・エストラーダ(メキシコ)の対戦が予定されており、「その勝者と対戦をしたいです」と希望。ロマゴン有利と予想した上で、どちらが来ても「勝てます。勝てるのは僕しかいない」と言い切った。

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