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1年1カ月ぶりの参戦となった卜部弘嵩は反則負け 9年ぶり参戦の才賀は不本意な勝利に涙

[ 2020年12月13日 20:13 ]

K―1 WORLD GP 2020 JAPAN~K―1冬の大一番~   ○才賀(反則)卜部● ( 2020年12月13日    東京・両国国技館 )

<K-1GP>反則勝ちとなり涙する才賀(撮影・島崎忠彦)
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 58.5キロ契約のスーパーファイトは、不完全燃焼の結末となった。昨年11月のフェザー級王座決定戦以来、1年1カ月ぶりの参戦となった卜部弘嵩(31=SAGAMI―ONO KREST)は1Rから積極的にパンチ、膝蹴りを出していった。だが、膝蹴りは再三、約9年ぶりの参戦となった才賀紀左衛門(31=PURGE TOKYO)の股間を直撃した。2R開始早々の膝蹴りでは才賀が立てなくなり、ドクターチェックの末、試合続行不可能と判断された。ジャッジは「度重なる金的攻撃を反則とみなし、卜部選手の反則負けとします」と場内に説明した。

 前日計量では卜部が契約体重を1・9キロオーバー。主催者と才賀陣営との話し合いで、卜部は1Rで減点2からスタート。グローブハンデは才賀サイドが拒否したため、双方とも8オンスグローブでの一戦となった。だが、両者が持ち味を出す前に試合は終わった。

 卜部は2018年9月に女優でモデルの高橋ユウ(29)と結婚。今年1月には第1子の長男が誕生した。夫人がリングサイドで見守る中での一戦だったが、復帰戦で結果を出すことはできなかった。一方の才賀は、2019年12月にタレントのあびる優(34)と離婚。現在は母と一人娘のよつ葉ちゃんと3人で暮らしており、試合前には「(期待に)応えたいというのはある」と意気込んでいた。不本意な反則勝ちに、試合終了のゴングが鳴らされると悔し涙を流した。

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2020年12月13日のニュース